摂食阻害
別名・表記:摂食抑制、antifeedant action
害虫が植物を食べる行動や摂食量を減らし、被害拡大を抑える作用。
定義
摂食阻害は、昆虫などの害虫が処理された植物を食べる行動や摂食量を減らす作用です。害虫を散布直後に死滅させる即効性殺虫とは異なり、食害の進行を鈍らせながら成長や繁殖への影響につなげます。ニーム由来のアザジラクチンで説明される主要な作用の一つです。
観察のポイント
- 害虫数だけで判断しない:生きた個体が残っていても、新しい食害が止まっているかを見ます。
- 葉裏を確認する:吸汁性害虫や若齢幼虫は葉裏に残りやすいためです。
- 数日単位で追う:即効型と同じ時間軸で評価すると、効いていないと誤認しやすくなります。
- 被害拡大なら切り替える:食害が増える場合は物理除去や登録農薬を組み合わせます。
活用シーン
害虫の発生初期に、捕殺や被害葉の除去と組み合わせて被害の拡大を抑える場面に向きます。すでに株全体へ広がった大量発生では、摂食阻害だけで立て直そうとせず、防除方法を見直します。