球茎
別名・表記:コーム、Corm、グラジオラスの球根
茎の一部が肥大して養分を蓄える地下器官で、グラジオラスなどが次の生育期を迎えるための貯蔵器官です。
定義
球茎は、地下にある茎の一部が肥大し、養分を蓄える貯蔵器官です。養分を蓄えた葉が重なる鱗茎や、根が肥大する塊根とは成り立ちが異なります。グラジオラスは一般に「球根」と呼ばれて販売されますが、植物学的には球茎から芽と根を伸ばします。
主な構成要素
- 新球:生育期に古い球茎の上部へ形成され、翌年の主な開花株になります。
- 旧球:その年の生育に養分を使い、掘り上げ後は新球から分けて処分します。
- 木子:新球の周囲に付く小さな子球で、数年育てると開花サイズへ成長します。
- 芽と基部:先端の芽を上向きにして植え、基部から根を伸ばします。
栽培での扱い
グラジオラスの球茎は、大きさに応じて深さを調整して植えます。日本の栽培資料では、球茎の高さの2〜3倍、約5〜8cmを植え付け深さの目安としています。花後は葉を残して新球を太らせ、秋に葉が黄変してから掘り上げます。傷やカビのある球茎を除き、風通しのよい日陰で乾燥させてから保管することが、翌年の腐敗と害虫の持ち越しを減らす基本です。