ネキリムシ
別名・表記:根切虫、cutworm
苗の地際を切るように食害するヤガ類の幼虫の総称で、ヨトウムシとの被害の違いが識別点です。
定義
ネキリムシ(cutworm)は、苗の茎を地際で切るように食害する複数のヤガ類の幼虫をまとめた名称です。成虫は夜に飛ぶガで、植物を傷めるのは幼虫です。幼虫は昼間に土中や植物残さの下へ隠れ、夜に地表へ出て苗や移植株を食べるため、被害株の周囲の土を確認することが識別につながります。
ヨトウムシとの違い
| 観察点 | ネキリムシ | ヨトウムシ |
|---|---|---|
| 目立つ被害 | 苗の茎が地際で切られる | 葉や花に不規則な穴が増える |
| 探す場所 | 切られた苗の株元と表土 | 葉裏、食害葉の下、株元 |
| 探す時間 | 夕方から夜 | 夕方から夜 |
| 刺激した姿 | 丸く縮こまることがある | 種類と成長段階で異なる |
発見後の対応
新しい苗が倒れていたら、株元の表土を浅くかき分け、懐中電灯を使って夜に幼虫を探します。見つけた幼虫は手袋や道具で取り除きます。秋に雑草や草丈の高い場所へ産卵する種類もあるため、植え付け前の除草と植物残さの整理は予防に役立ちます。薬剤を使う場合は、ネキリムシ類と対象植物への登録をラベルで確かめます。