専用使用部分
別名・表記:専用使用権付き共用部分、専用使用権、専用使用箇所、exclusive-use common area
共用部分のうち、特定の住戸の区分所有者や居住者に排他的な日常使用が認められた範囲です。
定義
専用使用部分は、マンション全体の共用部分でありながら、特定の住戸の区分所有者や居住者に排他的な日常使用が認められた範囲です。バルコニーや専用庭などが代表例です。自分だけが普段使える場所でも所有権まで専有しているわけではないため、管理規約、安全管理、修繕計画に従う必要があります。
主な特徴
- 日常使用者が限定される:通常は、その場所に接する住戸の居住者が使います。
- 共用財産である:床、防水層、手すり、外壁などを個人判断で改変できません。
- 利用条件がある:設置物、固定施工、火気、排水、騒音などの制限を受けます。
- 緊急時の機能が優先される:避難ハッチや隔て板の利用を妨げない状態を保ちます。
- 修繕時に明け渡す:点検や大規模修繕の際は、鉢や棚を撤去する必要があります。
ガーデニングでの考え方
ベランダガーデニングでは「自宅からしか入れないから自由」という理解が事故や規約違反につながります。固定せず移動できる鉢を選び、床面、防水層、手すりへ恒久的な加工をしないことが基本です。撤去できること、避難できること、排水できることの三点を保てる範囲で計画します。
具体例
- キャスター付きの台に小鉢をまとめ、清掃や修繕時に移動できるようにする場合
- 手すり外側への鉢設置を避け、落下しない床置き配置にする場合
- 避難ハッチと隔て板の前を空け、住戸間の移動経路を残す場合