ハナミズキ
別名・表記:花水木、アメリカヤマボウシ、Cornus florida、flowering dogwood
北米原産のミズキ科ミズキ属の落葉小高木で、春の総苞片と秋の紅葉・赤い果実を観賞する花木です。
定義
ハナミズキ(Cornus florida)は、北米原産のミズキ科ミズキ属に属する落葉小高木です。花弁のように見える4枚の部分は総苞片で、本来の小さな花は中央にまとまって咲きます。日本では庭木・公園樹・街路樹として植えられ、春の白色または淡紅色の総苞片、秋の紅葉、深紅色の果実を観賞します。
主な特徴
| 観察点 | ハナミズキの特徴 |
|---|---|
| 学名 | Cornus florida |
| 総苞片 | 4枚で、先端にくぼみがあります |
| 開花 | 日本の一般的な園芸情報では4月〜5月が目安です |
| 果実 | 楕円形の核果が枝先に数個まとまり、秋に深紅色になります |
| 樹形 | 枝が横へ広がりやすい落葉小高木です |
庭で育てるときの要点
ハナミズキは、強い乾燥、過湿、水はけの悪い場所、根元まで強く照りつける環境でストレスを受けやすい花木です。植え付けでは苗の小ささだけで場所を決めず、成木時の枝張りと浅く広がる根を見込んで建物や舗装から距離を取ります。根付くまでの水分管理を優先し、株元へマルチを厚く寄せすぎないようにします。
剪定は毎年強く切るのではなく、枯れ枝・病枝・交差枝を整理する程度が基本です。花後または落葉期に枝の混み具合を確認し、花芽をまとめて落とす強剪定を避けます。うどんこ病や炭疽病が問題になる地域では、品種の耐病性と植え場所の風通しを購入前に確認します。
ヤマボウシとの関係
ヤマボウシも同じミズキ属の近縁種ですが、総苞片の先端、開花時期、果実、樹皮に違いがあります。ハナミズキは葉が十分に展開する前から目立ちやすく、総苞片の先端がくぼみます。対してヤマボウシは、葉が展開した後の初夏に尖った総苞片を広げ、丸い集合果をつけます。