ハンギングバスケット
別名・表記:壁掛けハンギングバスケット、吊り鉢、吊り下げバスケット、hanging basket
植物を入れた容器を壁面やフックから吊り下げ、立体的に草花を飾るコンテナガーデンの一形式です。
定義
ハンギングバスケットは、草花を植えた容器を壁、フェンス、専用スタンド、天井のフックなどに掛けて楽しむコンテナガーデンの一形式です。床面を占有せず、植物を目線に近い高さへ配置できるため、庭がないベランダや玄関でも立体的な景観を作れます。地面に置く鉢より風が当たりやすく、容器の側面からも水分が失われやすいので、固定強度と水切れの観察が重要です。
主な種類
- 壁掛けスリット型:容器の前面や側面に複数のスリットがあり、苗を段ごとに植えて正面を花で覆います。
- 吊り下げボウル型:チェーンやワイヤーで上から吊り、中央の立ち上がる植物と縁から垂れる植物を組み合わせます。
- ワイヤーバスケット型:金属製の枠にヤシ繊維や水苔などのライナーを敷き、培養土の流出を抑えて植えます。
- リース型・ラウンド型:植物を環状または球状に配置し、多方向から見られる場所の装飾に使います。
作るときの構成要素
| 要素 | 役割 | 確認点 |
|---|---|---|
| 容器とフック | 植物・湿った土・水の荷重を支えます。 | 設置場所の耐荷重と固定方法を先に確認します。 |
| 培養土 | 根へ水分と空気、養分を供給します。 | 軽量で排水性があり、植物に合う配合を選びます。 |
| ライナー | ワイヤー容器から土が落ちるのを抑えます。 | 水苔、ヤシ繊維、専用マットなどを隙間なく敷きます。 |
| 花苗 | 色、草丈、広がり方を作ります。 | 日照と水分の好みが近い苗を組み合わせます。 |
| 表面材 | 乾燥や土の流出を抑えます。 | 水苔やココヤシ繊維を株元へ薄く敷きます。 |
管理の基本
植え付け直後は鉢底から水が流れるまで与え、根が落ち着くまで数日間は強い日差しと風を避けます。その後は容器の重さ、土の表面、葉の張りを見て水切れを判断します。夏は乾燥が速くなる一方、回数だけを固定すると過湿になる場合もあるため、毎回状態を確認します。咲き終わった花を摘み、株姿が乱れたら切り戻し、元肥の効果が弱まった後は植物と製品表示に合わせて追肥します。
ベランダで使う場合
ベランダでは、手すりの外側へ容器を掛けず、落下時に人や物へ当たらない位置へ固定します。避難ハッチ、隔て板、排水溝をふさがないことも欠かせません。水やり時の階下への滴下や、強風でフックが外れる危険を考え、管理規約と設置金具の耐荷重を確認してから飾ります。
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外部参照:Wikipedia