コガネムシ類
別名・表記:コガネムシ、コガネムシの幼虫、Japanese beetle
成虫は葉を、幼虫は土中で植物の根を食害することがある甲虫の一群です。
定義
コガネムシ類は、成虫と幼虫で植物への加害場所が異なる甲虫の一群です。家庭園芸では、成虫が葉を網目状に食べる被害と、白く曲がった幼虫が土中で根を食べる被害を分けて診断します。「コガネムシ」という呼び名は複数の種類を含むため、薬剤を選ぶときは見た目だけで断定せず、製品ラベルの適用害虫名を確認します。
生育段階ごとの被害
- 成虫:葉や花に現れ、葉脈を残すような食痕を作ることがあります。
- 卵:土中にあるため、通常の地上部観察では確認しにくい段階です。
- 幼虫:土中で根を食べ、株のぐらつき、しおれ、生育停滞につながります。
- 蛹:土中で成虫になる準備をする段階で、根の食害主体ではありません。
家庭園芸での確認方法
鉢植えでは、急なしおれや株のぐらつきがあり、水切れや根腐れだけでは説明できないときに根鉢の外周を少量だけ掘ります。白く曲がった幼虫、根量の減少、土から株が抜けやすい状態が重なれば、根の食害を疑います。地植えや芝では一部を掘って分布を確かめ、被害範囲を見て処置します。
防除の基本
捕殺、植え替え、土の交換、成虫の侵入を減らす被覆、登録農薬などを栽培環境に合わせて選びます。薬剤は「殺虫剤」と書かれているだけでは不十分で、対象植物、コガネムシ類幼虫への適用、使用時期、回数、方法を最新ラベルで照合します。