ヤマボウシ
別名・表記:山法師、ヤマグワ、Cornus kousa、kousa dogwood
東アジア原産のミズキ科ミズキ属の落葉樹で、初夏の尖った総苞片と秋の丸い集合果を楽しむ花木です。
定義
ヤマボウシ(Cornus kousa)は、東アジアに分布するミズキ科ミズキ属の落葉樹です。花弁に見える白い4枚の部分は総苞片で、その中央に20〜30個ほどの小花が球状に集まります。初夏の花、晩夏から秋の丸い赤色の集合果、紅葉、成木のまだらに剥がれる樹皮を観賞できます。
主な特徴
| 観察点 | ヤマボウシの特徴 |
|---|---|
| 学名 | Cornus kousa |
| 総苞片 | 4枚で、先端が尖ります |
| 開花 | 日本の一般的な園芸情報では5月〜6月が目安です |
| 果実 | 赤〜桃色の丸い集合果で、晩夏から秋に熟します |
| 樹形 | 若木は立ち気味で、成木は横枝が広がります |
庭で育てるときの要点
ヤマボウシは日なたから半日陰に植えられますが、排水のよい酸性寄りの土を好み、長く水がたまる場所には向きません。若木は直立気味でも、成長すると横枝が広がるため、苗木の樹高だけでなく将来の枝張りを見込んで植栽位置を決めます。乾燥に一定の耐性があっても、植え付け直後の根鉢を乾かしてよいわけではありません。
日常の剪定は、枯れ枝、交差枝、内向き枝を整理する程度に抑えます。落果を掃除しやすい場所か、熟した果実に昆虫や鳥が集まっても困らない場所かも確認します。果実を楽しみたい場合は、熟度と衛生状態を確認し、道路沿いや薬剤散布歴が不明な木の実を食用にしない判断が必要です。
ハナミズキとの関係
ハナミズキは北米原産の近縁種で、ヤマボウシより早く開花し、総苞片の先端がくぼみます。ヤマボウシは葉が展開した後に白い総苞片が緑の上へ並び、丸い集合果をつける点が大きな違いです。庭木としては、遅い花期、乾燥への比較的高い耐性、果実、まだらになる樹皮を重視する場合に候補になります。
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外部参照:plants.ces.ncsu.edu