ノースポール
別名・表記:カンシロギク、Mauranthemum paludosum、Leucanthemum paludosum、Chrysanthemum paludosum
白い舌状花と黄色い中心部をもつ、低くまとまって咲くキク科の秋まき一年草。
定義
ノースポールは、白い舌状花と黄色い筒状花が一つの頭花をつくるキク科の一年草です。現在受け入れられている学名は Mauranthemum paludosum で、園芸情報では旧分類に基づく Leucanthemum paludosum や Chrysanthemum paludosum も使われます。日本では「クリサンセマム・ノースポール」の名でも流通します。
見分ける特徴
- 草丈:一般に15〜30cmほどで、株元からよく分枝して低くまとまります。
- 花:白い舌状花が黄色い中心部を囲み、基本種の花径は約3cmです。
- 葉:互生し、縁に鋭い鋸歯が見られます。マーガレットの羽毛状に深く裂ける葉とは輪郭が異なります。
- 生活環:日本の園芸では秋に種をまき、冬から春の開花後に一生を終える一年草として扱います。
栽培と利用
日当たりと水はけのよい場所に向き、花壇の縁取り、鉢植え、寄せ植えに使われます。種の発芽と生育には15〜20℃が目安となり、本葉2〜3枚のころにポットへ移し、定植では株間約20cmを取ります。冬は花数が少なくても、春になると分枝した株を白い花が覆うように咲きます。花がらを取り除き、蒸れないように株間と風通しを確保すると長く観賞できます。
名前と分類の注意
「ノースポール」は流通名として広く定着していますが、属名は分類の更新に伴って変わってきました。園芸店のラベルで Leucanthemum や Chrysanthemum と表示されていても、花姿だけで別植物と判断せず、種小名の paludosum まで確認するのが確実です。「マーガレット」は Argyranthemum frutescens を中心とする別の植物で、同じキク科でも属、葉、草丈、生活環が異なります。
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外部参照:powo.science.kew.org