ライラック
別名・表記:リラ、ムラサキハシドイ、紫丁香花、common lilac、Syringa vulgaris
ライラック(Syringa vulgaris)は、春に香りのよい円錐状の花房をつけるモクセイ科ハシドイ属の落葉低木です。
定義
ライラック(学名 Syringa vulgaris)は、モクセイ科ハシドイ属に属する落葉低木または小高木です。春に紫、白、桃色などの小花が円錐状の花房をつくり、強い芳香を放ちます。寒い冬を好む性質があり、日本では北海道などの冷涼地を代表する花木として知られます。
主な特徴
- 花:多数の小花が花房になり、一般的な花は4裂します。
- 樹形:一般的な品種は数メートルに育ちますが、ヒメライラックなどの矮性品種もあります。
- 開花習性:多くの品種は前年に伸びた枝へ翌春の花芽をつける旧枝咲きです。
- 気候適性:耐寒性は高い一方、高温多湿や強い西日で株が弱ることがあります。
栽培の要点
ライラックは日当たりと風通しがよく、余分な水が抜ける中性から弱アルカリ性寄りの土で育てます。暖地では、一般種を移動できる鉢で育てて夏だけ明るい半日陰へ移す方法と、耐暑性を高めたコンパクトな品種を選ぶ方法があります。鉢植えは表土が乾いたら鉢底から流れるまで水を与え、地植えは活着後の極端な乾燥時に補水します。
花を保つには剪定時期が重要です。通常は花が終わった直後に花がらと混み枝を軽く整理し、夏以降の強剪定を避けます。接ぎ木苗では接ぎ目より下から出る台木の枝やひこばえを付け根から取り除きます。
暖地で選ぶときの基準
- 夏に鉢を移動できるなら、一般的なライラックも管理しやすくなります。
- 地植えを優先するなら、ヒメライラックなど耐暑性と樹高を確認して選びます。
- 植え付け初年度は根が十分に広がっていないため、強い西日と乾燥を避けます。
- 花が少ないときは肥料を増やす前に、冬の低温、日照、剪定時期、根詰まりを確認します。