ルピナス
別名・表記:のぼり藤、昇り藤、ハウチワマメ、Lupinus、lupine
マメ科ルピナス属の草花で、春から初夏に藤を逆さにしたような花穂を立ち上げることから「のぼり藤」とも呼ばれます。
定義
ルピナスは、マメ科ルピナス属に含まれる草花の総称です。小さな蝶形花が下から上へ咲き進む直立した花穂をつくり、日本では藤の花を逆さにしたように見える姿から「のぼり藤」または「昇り藤」とも呼ばれます。一年草・二年草・多年草として扱われる種類があり、栽培地の夏の気温によって育て方が変わります。
主な特徴
- 花穂:多数の花が縦に密集し、品種によって白・黄・ピンク・赤・紫・複色などの花色があります。
- 草丈:矮性から高性まで幅があり、鉢植えの前景にも花壇の後方にも配置できます。
- 根:太い根がまっすぐ伸びる直根性で、成長後の移植や根鉢を崩す作業を苦手とします。
- 季節性:春から初夏に開花し、寒さには比較的強い一方、高温多湿の地域では夏越しが難しい傾向があります。
- 栽培環境:日当たりと風通し、水はけのよい土を好み、過湿や肥料の与えすぎを避けて管理します。
栽培で重要な関係
ルピナスの種は硬いため、秋まきでは吸水処理をしてから播く方法が用いられます。根を傷めないよう直まきまたはポットまきで育苗し、苗を植えるときも根鉢を崩さないことが重要です。地植えは根付いた後の頻繁な水やりを必要としませんが、鉢植えは表土が乾いたら鉢底から流れるまで与えます。咲き終わった花穂を早めに切ると、種子形成による株の消耗を抑え、次の花茎が上がりやすくなります。
代表的な扱い方
| 栽培場面 | ルピナスの扱い |
|---|---|
| 秋の種まき | 硬い種を一晩吸水させ、根を傷めにくい場所へ播きます |
| 苗の植え付け | 根鉢を崩さず、日当たりと排水性を確保します |
| 開花中 | 過湿を避け、倒れやすい高性種は必要に応じて支えます |
| 花後 | 花を続けたい場合は花穂を付け根から切り、採種する花穂だけ残します |
| 暖地の夏 | 一年草として割り切るか、鉢を涼しく風通しのよい場所へ移します |