マツバボタン
別名・表記:松葉牡丹、Portulaca grandiflora、moss rose、rose moss
針のように細い多肉質の葉と華やかな一重・八重の花をもち、強い日差しと乾燥を好むスベリヒユ科の一年草です。
定義
マツバボタン(学名 Portulaca grandiflora)は、スベリヒユ科スベリヒユ属に分類される南アメリカ原産の一年草です。肉厚で針のように細い葉をもち、茎を地面に這わせながら広がります。和名は、葉を松葉に、鮮やかな花を牡丹に見立てたことに由来します。
主な特徴
- 葉:多肉質で細い円柱状になり、先が尖って見えます。
- 花:一重咲きと八重咲きがあり、赤、ピンク、黄、オレンジ、白、複色などの花色があります。
- 草姿:低く横へ広がるため、花壇の縁取り、グランドカバー、鉢植え、ハンギングに利用できます。
- 生育環境:日当たりと水はけのよい場所を好み、暑さと乾燥に強い一方、過湿と寒さには弱い性質です。
- 増やし方:細かな種子から育てられるほか、切った茎を挿して発根させることもできます。
ポーチュラカとの見分け方
園芸流通でポーチュラカと呼ばれるハナスベリヒユ類とは、葉の形を見ると区別しやすくなります。マツバボタンの葉は松葉を思わせる細い針状ですが、ポーチュラカの葉は肉厚で平たく、へら形または卵形に見えます。どちらも地面を這い、強い日差しで花を開くため、花色や草姿だけで判断するより、葉を横から観察する方法が確実です。
栽培での使い分け
種から多彩な花色や八重咲きを楽しみたい場合はマツバボタンが向きます。苗を植えて早く面を覆いたい場合や、幅広い葉とこんもりした株姿を生かしたい場合は園芸ポーチュラカが扱いやすい選択です。いずれも水の与えすぎを避け、日照と排水を確保することが花数を保つ基本になります。