シェードガーデン
別名・表記:日陰の庭、日陰庭、shade garden
建物や樹木で直射日光が限られる場所に、耐陰性のある植物を組み合わせてつくる庭。
定義
シェードガーデンとは、建物、塀、樹木などによって直射日光が限られる場所につくる庭です。単に「暗い庭」を指すのではなく、散乱光が届く明るい日陰、数時間だけ日が差す半日陰、湿った日陰、軒下の乾いた日陰などを区別し、それぞれに合う植物を配置します。
主な環境タイプ
- 明るい日陰:直射日光は少なくても空や壁からの反射光が届き、耐陰性のある宿根草を選びやすい場所です。
- 半日陰:一日の一部だけ日が当たる、または木漏れ日が届く場所です。季節によって光の入り方が変わります。
- 湿った日陰:土に水分が残りやすい場所です。湿り気を好む植物に向く一方、停滞水と蒸れを避ける必要があります。
- 乾いた日陰:軒下や大きな樹木の根元など、雨が届きにくく土が乾きやすい場所です。耐陰性だけでなく耐乾性も確認します。
植物を選ぶ視点
シェードガーデンでは、花の量だけでなく、葉の色、形、質感、常緑性を組み合わせると季節を通じた見どころをつくれます。白斑、ライム色、銀葉は暗い場所に明るさを加え、ギボウシの広い葉、フウチソウの細い葉、シダの羽状葉を重ねると立体感が生まれます。ただし、耐陰性のある植物でも光量、水分、風通しの適性は同じではありません。
管理の基本
植え付け前に一日の光の変化と雨後の水の残り方を観察します。日陰は乾きにくいとは限らず、軒下や樹木の根元では乾燥しやすいことがあります。反対に、北向きで風が抜けにくい場所は過湿になりやすいため、水やりは日数で固定せず土の乾きを確かめて判断します。枯れ葉や混み合った枝葉を整理し、水はけと風通しを保つことが長期管理の基本です。