軟質型カイガラムシ
別名・表記:ソフトスケール類、軟質型、soft scale
丸く盛り上がる体表を持ち、糖分を含む甘露を分泌してすす病を伴いやすいカイガラムシの一群です。
定義
軟質型カイガラムシは、成熟すると丸く盛り上がり、滑らか・綿状・ロウ状の体表を持つグループです。装甲型の介殻とは違い、表面は虫体そのものであるため、覆いを反転させると虫体も一緒に取れます。吸汁時に余分な糖分を甘露として排泄する種類が多いことも特徴です。
主な特徴
- 外観:装甲型より大きく、半球状または楕円形に盛り上がる傾向があります。
- 甘露:葉や鉢周辺がベタつき、アリを誘引する場合があります。
- 二次被害:甘露上にすす病菌が繁殖し、葉面が黒くなります。
- 対処:少数は拭き取り、幼虫発生期には適用のある薬剤を検討します。
観察のポイント
甘露とすす病は発見の手掛かりですが、アブラムシやコナジラミでも同じ症状が出ます。葉裏、枝分かれ、主脈付近を見て、盛り上がった虫体が固着しているかまで確認します。アリの往来が多い場合は、天敵からカイガラムシを守っていないかも観察します。