原種チューリップ
別名・表記:原種系チューリップ、ミニチューリップ、ワイルドチューリップ、species tulip
野生種または野生種に近い系統で、小型の花と植えっぱなし栽培のしやすさが特徴のチューリップです。
定義
原種チューリップは、チューリップ属の野生種、または野生種に近い園芸系統を指す呼び名です。一般的な花壇用チューリップより花や草丈が小さい種類が多く、条件が合えば球根を掘り上げずに数年開花し、分球や実生で増える性質があります。
一般的な花壇用チューリップとの違い
- 大きさ:原種系は花と草丈が小さい傾向があり、小さな鉢やロックガーデンにも合わせやすい種類です。
- 翌年の開花:RHSは、specialist tulipsは再開花しやすく、球根が増えることも多いと案内しています。
- 姿:野生種、または野生種に近い品種で、中心部が目立つ杯状の花を咲かせます。
- 開花期:多くは春に咲きますが、種類によって早咲き・普通咲き・遅咲きがあります。
植えっぱなし栽培の条件
植えっぱなし栽培では、日当たりだけでなく、雨後に水が残らない土壌排水が重要です。RHSは、多くの原種系を含むspecialist tulipsについて、水はけと日照の条件を種類ごとに確認するよう案内しています。地植えでは球根の高さの2〜3倍を目安に植え、球根同士は少なくとも球根幅の2倍を空けます。
花後は種を採らない場合に花がらを取り、葉が麦わら色になるまで残します。葉が枯れた後は茎葉を片づけます。小さな子球は開花サイズになるまで3〜4年かかる場合があるため、すぐ咲かなくても葉を育てる管理が必要です。
栽培に向く場所
- 雨の後に水たまりが残らない花壇
- 水はけのよい用土を使った鉢やプランター
- 砂利を混ぜたロックガーデン
- 低い花を近くで見られる花壇の手前や通路沿い