ハスモンヨトウ
別名・表記:斜紋夜盗、tobacco cutworm
ヨトウムシ類の一種で、若齢幼虫が葉裏で集団食害し、成長すると分散して被害を広げます。
定義
ハスモンヨトウは、園芸植物や農作物を食害するヨトウムシ類の一種です。成虫が葉へ卵塊を産み、孵化した幼虫はしばらく集団で葉を食べます。成長するほど被害量が増え、分散後は葉裏や株元へ隠れるため、卵塊と若齢幼虫を早期に見つけることが防除の中心になります。
発生を見つける手掛かり
- 葉裏の卵塊:まとまって産み付けられた卵を探します。
- 透けた葉:小さな幼虫が表皮を残して集団食害した跡です。
- 不規則な穴:幼虫が成長して分散すると、穴が大きくなります。
- 株元のふん:虫体が見えないときも、食害箇所の下に粒状のふんが残ります。
防除の考え方
発生初期は、卵塊や若齢幼虫が付いた葉を取り除く物理的防除が行いやすい時期です。幼虫が成長すると食害が大きくなり、薬剤の効果も得にくくなる場合があるため、定期的な葉裏観察が重要です。薬剤を選ぶ際は「ハスモンヨトウ」と対象の花・野菜が登録されているかをラベルで確認し、記載条件から外れた使い方を避けます。