春化処理
別名・表記:低温処理、バーナリゼーション、vernalization
球根や植物を一定期間低温にさらし、開花や生殖成長を促す処理です。
定義
春化処理は、植物や球根を一定期間の低温にさらし、冬を経験した状態にして開花や生殖成長を進める処理です。チューリップの促成栽培や室内栽培では、自然の冬に代わる低温期間を与え、根、茎、花芽が正常に発達できる段階へ進めます。
主な構成要素
- 温度:対象植物に合う低温帯を安定して保ちます。
- 期間:短すぎると花芽の発達や発根が不十分になることがあります。
- 湿度:乾燥しすぎと結露の両方を避け、球根の腐敗を防ぎます。
- 保管環境:冷蔵庫を使う場合は、果実が放出するエチレンにも注意します。
チューリップでの使い方
チューリップの水栽培では、未処理球を冷蔵して春化処理する方法と、専門業者が処理した冷蔵球を購入する方法があります。処理後もすぐ暖かい部屋へ移すのではなく、まず冷暗所で発根させてから明るい場所へ移します。低温期間だけでなく、その後の温度移行も開花の成否に関わります。
よくある誤解
「冷蔵庫へ入れれば短期間でも同じ」というわけではありません。低温の温度帯と継続期間が重要です。また、リンゴやナシなどの成熟果実と一緒に保管すると、エチレンが花芽の発達を妨げる可能性があります。