花の日記
用語

植物検索表

別名・表記:検索表、二分岐検索表、識別キー、dichotomous key、identification key

葉や花の形態について二者択一の項目を順にたどり、植物の科・属・種を絞り込む同定用の一覧表です。

植物検索表とは、「葉が対生か互生か」「花弁が離れているか合着しているか」といった形態上の項目を順にたどり、植物の科・属・種の候補を段階的に絞り込む同定用の一覧表です。図鑑や植物誌の巻頭・各科の冒頭に載っていて、多くは二つの選択肢を一組にした「二分岐(二又)検索表」の形をとります。写真の印象ではなく、観察できる特徴を根拠に判断を積み重ねる点が、画像検索や識別アプリと大きく違います。

検索表の形式

  • 二分岐検索表:一組ごとに対になる二つの記述(対句)から一方を選び、指示された番号へ進みます。
  • 多分岐検索表:三つ以上の選択肢から選ぶ形式で、花色や葉数など明確に分かれる特徴に使われます。
  • 括弧式(ブラケット式):対句が隣り合って並び、次の番号へジャンプする形式。ページをまたぎやすい大きな検索表向きです。
  • インデント式(字下げ式):選択肢を階層ごとに字下げして並べ、全体の構造が見渡せます。小さな検索表に向きます。

使い方の手順

  1. 検索表が対象とする分類群と地域(例:関東の樹木、日本のシダ)を確かめます。
  2. 花・葉・茎・果実など、問われる部位を実物や写真でよく観察します。ルーペがあると毛や腺点も確認できます。
  3. 対句を読み、確実に判断できる項目だけを進めます。分からない項目は両方を試して結果を比べます。
  4. たどり着いた名前を、図鑑の解説・分布・花期・類似種の記載と照合し、矛盾があれば分岐まで戻ります。

使うときの注意

検索表は用語を知らないと読めないため、植物形態の基本用語(葉序、鋸歯、托葉、子房上位など)を先に押さえます。花がない時期に花の特徴で分岐する検索表は使えないので、葉や冬芽で引ける検索表を選びます。園芸品種や外来種、幼株、雑種は収録外のことがあり、どうしても一致しないときは「範囲外」の可能性を疑います。植物識別アプリが複数の候補を返したとき、その候補同士の違いを検証する道具としてフィールド図鑑の検索表を併用すると精度が上がります。

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外部参照:WikipediaWikidataWikipedia

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