クレマチス
別名・表記:クレマチス属、Clematis、つる性植物の女王
キンポウゲ科クレマチス属のつる性植物で、花形と開花期が多彩な庭園植物。
定義
クレマチスは、キンポウゲ科クレマチス属に含まれるつる性植物です。原種は約300種類とされ、花の大きさや形、開花期、前年枝と当年枝のどちらに花をつけるかが系統によって異なります。支柱やトレリスへ葉柄を絡ませて立体的に育てられるため、「つる性植物の女王」とも呼ばれます。
主な分類
- 旧枝咲き:前年に伸びた枝へ花芽をつけるため、花後の軽い剪定を基本とします。
- 新枝咲き:春から伸びた新しい枝に開花し、休眠期の強剪定に対応します。
- 新旧枝咲き:前年枝と新枝の両方に花をつけ、切り方によって次の開花時期や花の大きさが変わります。
- 一季咲き・四季咲き:年1回咲く系統と、花後の剪定後に繰り返し咲く系統があります。
栽培で重要な性質
クレマチスは日向から明るい半日陰、かつ風通しのよい場所に向きます。根はまっすぐ深く伸びる性質があり、地植えでは移植を避け、鉢植えでは深鉢を選ぶのが基本です。つるの1〜2節を土中へ入れる深植えは枝数を増やす助けになります。剪定方法は品種名だけで判断せず、開花時期と花がついた枝を確認して決めます。
壁面での活用
壁へ直接吸着する植物ではないため、トレリス、フェンス、園芸ネットなど細い支持物を用意します。つるを重ねず扇状に分散して誘引すると、葉に光が届きやすく、花が目線より上だけに偏るのを防ぎやすくなります。株元は乾燥させすぎず、過湿による根腐れにも注意します。