フリージア
別名・表記:浅黄水仙、香雪蘭、Freesia
南アフリカ原産で、甘い香りの花を春に咲かせるアヤメ科の秋植え球根植物。
定義
フリージアは、南アフリカ原産のアヤメ科フリージア属に含まれる球根植物です。秋に球茎を植えると冬から春に葉と花茎を伸ばし、早春から春にかけて弓なりの花序に香りのよい花を咲かせます。花色が多く、一重咲き・半八重咲き・八重咲きが流通しています。
主な特徴
- 地下部:一般には球根として扱われますが、形態上は茎が肥大した球茎です。
- 草姿:細い葉の間から花茎が立ち、片側に並ぶ小花が順に開きます。園芸品種の草丈はおおむね40〜80cmです。
- 香り:切り花としても親しまれる、甘く明るい香りが大きな観賞価値です。
- 生育環境:日当たりと風通し、水はけのよい土を好み、強い霜と過湿を苦手とします。
生育サイクル
| 季節 | 主な状態 | 管理の要点 |
|---|---|---|
| 秋 | 植え付け・発根 | 球茎を浅めに植え、発根期は乾燥させすぎません。 |
| 冬 | 葉の生育 | 日光を確保し、霜を避けて水を控えめにします。 |
| 春 | 開花・球茎の肥大 | 倒伏を支え、咲き終わった花だけを摘みます。 |
| 夏 | 地上部が枯れて休眠 | 葉が黄変してから掘り上げ、乾燥状態で保管します。 |
栽培で混同しやすい点
フリージアは「秋植えなら早いほどよい」とは限りません。移動できる鉢植えは9月下旬から植えられますが、地植えを早く植えて冬までに葉を伸ばしすぎると寒害を受けやすくなります。また、開花後すぐに葉を切ると翌年用の球茎へ養分を蓄えにくくなるため、花がらと葉を分けて扱う必要があります。