花の日記
用語

灰色かび病

別名・表記:灰カビ病、ボトリチス病、gray mold、Botrytis blight

花弁や葉などに水浸状の病斑と灰色の胞子を生じさせる、ボトリティス菌による植物病害です。

定義

灰色かび病は、主にボトリティス・シネレアという糸状菌によって起こる植物病害です。花弁、つぼみ、葉、茎などに水が染みたような病斑が現れ、進行すると灰白色から褐色のカビ状の胞子が形成されます。低温多湿で植物表面が長く濡れる環境や、枯れた花弁・葉が残る環境で広がりやすい病気です。

主な症状

  • 花弁:赤、白、褐色の小斑点から始まり、花全体が褐変して腐ることがあります。
  • つぼみ:開花前のまま褐変し、開かずに傷むことがあります。
  • 葉・茎:水浸状の病斑が広がり、茎を一周すると上部がしおれる場合があります。
  • 胞子:湿った病斑に灰色の毛羽立った胞子が生じ、風や作業で周囲へ移ります。

防除の基本

防除は、感染部を早く除去して袋へ密閉すること、花がらや枯れ葉を残さないこと、株間と剪定で通風を確保すること、葉や花を夕方まで濡れたままにしないことが中心です。農薬を使う場合は、対象植物と灰色かび病の登録があるかをラベルで確認し、同じ作用機構の剤を続けて使わないようにします。

関連記事

外部参照:Wikipedia

← 用語集一覧へ