押し花
別名・表記:おしばな、pressed flower
花や葉を紙などに挟んで圧力をかけ、平面状に乾燥させた植物素材。
定義
押し花は、自然の花や葉を紙などに挟み、圧力をかけながら水分を抜いて平面状に乾燥させた植物素材です。花の姿を薄い状態で残せるため、しおり、カード、額装作品などの材料として使われます。
主な作り方
- 重しで乾燥させる方法:花を薄い紙と吸湿性のある紙で挟み、厚い本などで押さえます。花が動きにくく、家庭にある道具で始めやすい方法です。
- 電子レンジを使う方法:段ボールとキッチンペーパーなどで花を挟み、様子を確認しながら短時間ずつ加熱します。加熱しすぎると変色や焦げにつながるため、花の厚さに合わせた調整が必要です。
- アイロンを使う方法:紙とタオルで花を保護し、低温のアイロンを短く当てて休ませる工程を繰り返します。熱を一度に与えず、水分を段階的に逃がします。
花選びと乾燥の要点
初めて作る場合は、水分が少なく、花びらが薄くて平らに整えやすい花が扱いやすいです。パンジーやコスモスは、押したときの形を整えやすい例として挙げられます。厚みのある花は花びらを分けるなど、乾きやすい形へ下処理します。乾燥後に花びらがしっとりしている場合は完成ではありません。紙を替えるか再び重しをし、硬く乾くまで待ちます。
活用シーン
完成した押し花は、しおりやメッセージカードの装飾、額縁に入れる押し花アートなどに活用できます。保存するときは乾燥剤とともに密閉容器へ入れ、直射日光、高温、多湿を避けます。自然素材のため色の変化を完全には止められませんが、光と湿気を避けることで劣化を抑えやすくなります。