バラの剪定
別名・表記:バラ剪定、冬剪定、rose pruning
バラの枝を切り詰めて株を若返らせ、樹形と花つきを整える作業で、冬剪定と夏剪定に大別されます。
バラの剪定とは、バラの枝を切り詰めたり間引いたりして株を若返らせ、樹形と花つきを整える作業です。休眠期に行う冬剪定(本剪定)と、四季咲き種の秋花をそろえるための夏剪定に大別され、系統(木立性・シュラブ・つる性)によって切る強さが変わります。花がら切りも広い意味では剪定の一部です。
剪定の種類と時期
| 種類 | 時期 | 目的と切り方 |
|---|---|---|
| 冬剪定 | 1月下旬〜2月(暖地は2月中心) | 木立性は株の高さの1/2〜1/3まで切り詰め、細枝・枯れ枝・内向き枝を元から抜く。外芽の5mm上で切る |
| 夏剪定 | 8月下旬〜9月上旬 | 四季咲きの木立性のみ。全体の1/3程度を軽く切り、秋の一斉開花をそろえる |
| つるバラの整枝 | 12〜1月 | 切り詰めず、古い枝を抜き、若い枝を水平に近く誘引して花芽をつける |
| 花後の切り戻し | 開花中〜花後 | 花の下の5枚葉の上で切り、次の花を促す |
手順のポイント
- 切れ味のよいバイパス式剪定ばさみを使い、切り口をつぶさないようにします。刃は株ごとに消毒すると病気の伝染を防げます。
- 「枯れ枝→細枝→混み枝」の順に整理してから高さを決めると迷いません。
- 外向きの芽の上で切ると、株の内側が開いて風通しがよくなります。
- 剪定後は寒肥を株元に施し、冬の休眠中に鉛筆より細い枝は残さないのが目安です。
- 太い切り口には癒合剤を塗り、枝枯れ病の侵入を減らします。
よくある誤解
- 「切りすぎると枯れる」と弱く切ると、古い枝ばかりが残って花が小さく減ります。木立性は思い切って低く切るほど春の枝が充実します。
- 一季咲きのつるバラやオールドローズを冬に強く切り詰めると、翌春の花芽ごと落とすことになります。
- 花が咲かず伸びるだけのブラインドシュートは、5枚葉の上で切り戻せば再び蕾がつきます。