浸透移行性殺虫剤
別名・表記:浸透移行性薬剤、systemic insecticide
植物に吸収された有効成分が体内を移動し、吸汁する害虫へ作用する殺虫剤の分類です。
定義
浸透移行性殺虫剤は、有効成分が葉、茎、根などから植物に吸収され、植物体内を移動して吸汁害虫へ作用する薬剤です。枝や葉裏に隠れた害虫へ届く製品がありますが、有効成分によって効きやすいカイガラムシのグループが異なります。
使用判断の要点
- 適用表:植物名とカイガラムシ類の両方がラベルにあるか確認します。
- 作用差:UC IPMは、イミダクロプリドが一部の装甲型やワタフキカイガラムシには有効でないと説明しています。
- 訪花昆虫:開花中やミツバチが活動する場所での注意を守ります。
- 食用植物:収穫前日数と総使用回数を確認します。
接触剤との違い
接触剤は虫体へ直接当てることが重要ですが、浸透移行性薬剤は植物を介して作用します。ただし、物理除去や観察を省略できる万能薬ではありません。害虫の種類、被害、天敵、植物の状態を確認し、必要な場合だけ登録どおりに使用します。