ココピート
別名・表記:ココナツピート、ココヤシピート、coco peat
ココヤシ殻の繊維を加工し、保水と通気の調整に使う園芸資材です。
ココピートとは、ココヤシの果実を包む厚い殻(ハスク)から長い繊維を取り出したあとに残る、細かい繊維くずを乾燥・圧縮して加工した園芸資材です。水を含むと体積が数倍にふくらみ、保水性が高いのに繊維の間に空気の隙間が残るため、ピートモスの代替として培養土の配合材、種まき用土、水耕栽培の培地、段ボールコンポストの基材などに広く使われます。ピートモスと違い、ほぼ中性(pH5.5〜6.5程度)で酸度調整がいらない点も特徴です。
主な特徴
| 項目 | ココピート | ピートモス(参考) |
|---|---|---|
| 原料 | ココヤシの殻 | ミズゴケ類の堆積物 |
| pH | ほぼ中性〜弱酸性 | 強い酸性 |
| 保水性 | 高い | 高い |
| 乾いた後の吸水 | 再吸水しやすい | 撥水しやすい |
| 資源性 | 副産物で再生可能 | 採掘資源 |
| 注意点 | 製品により塩分が残る | 石灰で酸度調整が必要 |
使い方・手順
- 圧縮ブロックは水を少しずつ加えてほぐし、固まりを残さないようにします。
- 培養土では体積の2〜4割を目安に、もみ殻くん炭やパーライトなど通気材と組み合わせます。
- 段ボールコンポストの基材はココピート3:くん炭2の体積比がよく紹介される配合です。
- 種まき・挿し木では単用または赤玉土との混合で使い、清潔な用土として活かします。
- 商品表示で「塩分調整済み」「洗浄済み」を確認し、不明な場合は水に浸して数回すすぎます。
注意点
ココピートは肥料分をほとんど含まないため、単用で植物を育てるときは液体肥料などで養分を補います。また保水力が高い分、過湿になると空気不足で根腐れを起こします。握って水が滴る状態を避け、指で崩れる程度の湿り気を保ちます。粒の粗さや洗浄の程度は製品ごとに差があるため、園芸用と表示されたものを選び、用途に合った粒度を使い分けます。
この用語が登場する記事
外部参照:Wikipedia