花の日記
用語

ピートモス

別名・表記:泥炭、ピート、peat moss

ミズゴケなどが湿地で堆積した泥炭を乾燥・粉砕した園芸用土で、軽く保水性が高く、無調整品は土を酸性にします。

ピートモスとは、寒冷地の湿原でミズゴケなどの植物が長い年月をかけて堆積・分解した泥炭(ピート)を採取し、乾燥・粉砕した園芸用土です。カナダや北欧、バルト三国産のものが多く流通します。繊維質で非常に軽く、乾燥重量の何倍もの水を吸って保水性が高い一方、肥料分はほとんど含みません。無調整のものはpH3.5〜4.5前後の強い酸性で、石灰でpH6前後に調整した「pH調整済み」製品もあります。

主な特徴

  • 保水性・保肥性:水と肥料分を抱えやすく、保水性の低い砂質土や軽石主体の用土を補います。
  • 軽さと清潔さ:雑草の種や病原菌をほとんど含まず、育苗や種まき用土、ハンギングなど軽さが必要な場面に向きます。
  • 酸性:無調整品はブルーベリー、ツツジ類、青花のアジサイなど酸性土を好む植物の用土に使われます。
  • 撥水性:完全に乾くと水をはじいて吸いにくくなるため、使う前によく湿らせ、栽培中も乾かし切らないようにします。

使い方の目安

単用せず、赤玉土や鹿沼土、バーミキュライト、パーライトなどと混ぜて使います。一般的な草花では培養土全体の2〜3割程度、酸性を好む植物ではもっと多く配合します。市販の培養土や種まき用土の主原料としても広く使われています。買うときは「無調整」か「pH調整済み」かの表示を必ず確認し、酸性にしたい目的以外では調整済みを選ぶと失敗が減ります。

環境面と代替資材

泥炭は再生に長い年月がかかる資源で、採掘による湿地の減少と二酸化炭素放出が課題とされ、欧州では園芸利用を減らす動きがあります。日本でもココピート(ヤシ殻繊維)や樹皮堆肥、もみ殻くん炭などが代替として使われます。ココピートは弱酸性〜中性で、酸性化の目的には向かない点が違いです。

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外部参照:WikipediaWikidata

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