花の日記
用語

もみ殻くん炭

別名・表記:籾殻くん炭、くん炭、燻炭、rice husk charcoal、rice hull biochar

稲のもみ殻を低温で蒸し焼きにして炭化させた園芸資材で、多孔質で軽く、用土の通気性改善やpH調整、微生物の住みかとして使います。

もみ殻くん炭とは、稲のもみ殻を空気を制限しながら低温で蒸し焼き(炭化)にした黒い園芸資材です。「くん炭(燻炭)」とも呼ばれ、水田地帯では古くから育苗土や土壌改良に使われてきました。非常に軽く多孔質で、培養土や畑の土に混ぜると空気と水の通り道ができ、微生物のすみかにもなります。炭化しているため分解されにくく、効果が長く続きます。灰分を含みアルカリ性を示す点が、同じ炭でも木炭やバーク堆肥と使い分けるポイントです。

主な役割

  • 通気性・排水性の改善:粒の内部と粒の間に無数のすき間があり、固まりやすい土をほぐします。
  • 保水性の補助:多孔質のため水も保持し、乾きすぎを和らげます。
  • pHの調整:pH8〜10程度のアルカリ性で、酸性に傾いた土を中和する方向に働きます。
  • 微生物の定着:孔の中に土壌微生物がすみつき、有機物の分解を助けます。
  • 保温・水はね防止:黒色で日射を吸収するため、育苗箱の覆土やマルチとしても使われます。

使い方・手順

用途目安注意
培養土に混ぜる全体の1〜2割入れすぎるとアルカリ性に傾く
畑・花壇の土壌改良1㎡あたり1〜2L苦土石灰と同時に大量に使わない
挿し木・種まき用土赤玉土などに1〜2割清潔で腐りにくいので相性が良い
段ボールコンポスト基材ピートモスやココピートと3:2ほど湿りすぎ・臭いの調整にも追加できる

よくある誤解

「肥料」ではありません。窒素分はほとんど含まず、カリウムとケイ酸をわずかに含む程度なので、施肥は別に行います。またアルカリ性のため、ブルーベリーや青花のアジサイなど酸性土を好む植物には多用しません。粉が舞いやすいので屋外で扱い、必要ならマスクを使います。粒度は商品で異なるため、園芸用と表示のあるものを選び、湿り気を見ながら少しずつ足すのが安全です。

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