花の日記
用語

耐寒性

別名・表記:耐寒力、冬越し耐性、cold hardiness、hardiness

植物が低温・霜・凍結に耐えて越冬できる性質と、その程度を示す園芸上の指標で、品種や栽培条件で変わります。

耐寒性とは、植物が低温、霜、寒風、土の凍結といった冬の条件に耐えて生き残れる性質と、その程度のことです。「耐寒温度マイナス5℃」のように最低温度で表したり、「耐寒性・半耐寒性・非耐寒性」の三段階で示したりします。植物の種類や品種が本来もつ性質に加え、地植えか鉢植えか、株の充実度、風当たり、土の水分によって、実際に耐えられる条件は大きく変わります。

表示の読み方

区分目安
耐寒性霜や氷点下でも屋外で越冬パンジー・ビオラ、クリスマスローズ、宿根草の多く
半耐寒性軽い霜には耐えるが強い凍結で傷むゼラニウム、マーガレット、オリーブなど
非耐寒性霜に当たると枯れる、10℃以下で生育停止ハイビスカス、ポインセチア、多くの観葉植物

海外の苗や種袋にある「USDAゾーン」は、その地域の年間最低気温の平均で区分した指標で、数字が小さいほど寒冷地向きです。日本国内でも北海道内陸と沖縄では数段階違うため、住んでいる地域の最低気温と照らして読みます。

耐寒性を左右する条件

  • 品種:同じ植物名でも品種で差があり、ラベルや生産者情報を確認します。
  • 根域:庭土に守られた根より、鉢の根は外気に近く、凍結と乾燥の影響を受けやすくなります。
  • 馴化:秋に徐々に低温を経験した株は耐性が上がり、暖かい室内から急に屋外へ出した株は同じ品種でも傷みます。
  • 水分と風:過湿の土は凍りやすく、乾いた寒風は枝葉の乾燥害を進めます。
  • 休眠休眠に入った落葉樹や宿根草は地上部を失っても根が生きています。

冬越しの実践

鉢植えは軒下や壁際に寄せ、複数の鉢をまとめ、二重鉢やマルチで根域を保温します。地植えでは株元に腐葉土やわらを敷き、寒風の当たる場所では不織布や寒冷紗で覆う霜よけをします。若い苗、植え替え直後の株、小さな鉢は同じ品種でも弱いため、地域名だけで判断せず、品種・根域・風・水分をあわせて考えることが越冬管理の基本です。

関連記事

外部参照:WikipediaWikidataWikipedia

← 用語集一覧へ