花の日記
用語

DLI(積算光量)

別名・表記:DLI、積算光量、日積算光量子量、Daily light integral

植物が1日に受ける光合成有効放射の総量をmol/m²/日で表す指標で、育成ライトの選定や日照評価に使われる。

DLI(Daily Light Integral/積算光量)とは、植物が1日に受け取る光合成有効放射(PAR:波長400〜700nm)の光子の総量を、mol/m²/日という単位で表した指標です。瞬間の明るさを示すPPFD(μmol/m²/秒)に、光が当たっている時間を掛け合わせて求めるため、「どれくらい強い光を、どれくらい長く浴びたか」を一つの数字で比較できます。植物育成ライトの選定や、室内・ベランダの日照が足りているかの評価に使われます。

計算方法と目安

  • 計算式:DLI = PPFD(μmol/m²/秒)× 照射秒数 ÷ 1,000,000。例:PPFD 200 で12時間なら 200 × 43,200 ÷ 10⁶ ≒ 8.6 mol/m²/日。
  • 屋外の目安:日本の晴天の夏の日中は瞬間PPFDが1,500〜2,000μmolに達し、DLIは40〜60前後。曇天や冬は10前後まで下がります。
  • 室内の目安:レースカーテン越しの窓辺で1〜5、部屋の中央では1未満になることが多く、多くの開花植物には不足します。
植物のタイプ目安DLI(mol/m²/日)
耐陰性の観葉植物(ポトス、サンスベリア)2〜6
一般的な観葉植物・葉物野菜6〜12
草花の育苗、多くの開花鉢物10〜20
果菜類、バラ、日なたを好む一年草20〜30以上

使い方・活用シーン

育成ライトの商品ページにあるPPFD値は「照射面の中心・特定距離」での瞬間値なので、実際の設置距離での値と点灯時間からDLIを出して比べると、ライトの過不足を判断できます。同じDLIでも、弱い光を長時間当てるより、適度な強さの光を12〜16時間当てるほうが多くの植物には効率的です。窓辺の株が徒長する、つぼみが付かないといった症状は、光強度は足りていても日照時間が短くDLIが不足しているケースが少なくありません。なお、DLIは光量の指標であって日長の指標ではないため、開花時期を左右する光周性とは分けて考える必要があります。家庭では照度計アプリのルクス値から換算する方法もありますが、光源によって係数が変わるため、あくまで目安として扱い、株の徒長や葉色の変化と合わせて判断するのが実用的です。

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外部参照:WikipediaWikidata

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