花の日記
用語

リモニウム

別名・表記:スターチス

リモニウムとは、イソマツ科イソマツ属(Limonium)の植物の総称で、園芸や切り花市場では「スターチス」の名で流通します。

リモニウムとは、イソマツ科イソマツ属(Limonium)の植物の総称で、園芸や切り花市場では「スターチス」の名で流通します。色鮮やかに見える部分は花弁ではなく紙質の萼(がく)で、本来の小さな花が散った後も萼が色を保ったまま残るため、花もちがきわめて長く、そのままドライフラワーになります。原産地は地中海沿岸を中心とした海岸や塩性地で、乾燥と痩せ地に強い性質をもちます。

主な種類

名称特徴
スターチス・シヌアータ(L. sinuatum)最も一般的な「スターチス」。翼のある茎に紫・ピンク・黄・白の萼を密に付ける。一年草扱い
ハイブリッドスターチスシヌアータ系と宿根系の交配種。細かい小花を霧のように付け、花束のかすみ草代わりに使う
リモニウム・ラティフォリウム(宿根スターチス)淡青紫の細かい花を大きな円錐花序に付ける多年草。ドライやスワッグ向き
キノブラン・シネンシス系黄色い小花と白い萼のコントラストが特徴。切り花で流通

育て方のポイント

  • 日当たり・用土:日なたと水はけのよい土が必須。過湿で根腐れしやすく、鉢植えでは砂質の土に植えます。
  • 種まき:秋(9〜10月)または春(3〜4月)。発芽適温15〜20℃。シヌアータは秋まきで大株にして翌春〜初夏に開花させると花茎が多く上がります。
  • 水やり:乾燥に強いので土が乾いてからたっぷり。多湿の梅雨〜夏に株が弱ることが多く、風通しが重要です。
  • 肥料:多肥は不要。元肥を少量入れ、追肥は控えめにします。
  • 収穫:茎全体の花が7〜8割開いた時点で切ると、乾燥後も色がよく残ります。

使い方・よくある誤解

切り花としては1か月近く色を保ち、水を替えなくても萼が傷みにくいのが特長です。「花が咲かない」と感じる場合の多くは、色づいた萼を花と思っているためで、よく見ると萼の中に白や黄色の小さな本当の花が咲きます。ドライフラワーにするときは色が最も濃い時期に切り、束ねて風通しのよい日陰に吊るすだけで、退色をほとんど起こさずに仕上がります。

この用語が登場する記事

外部参照:Wikipedia

← 用語集一覧へ