花の日記
植物

久留米ケイトウ

別名・表記:クルメケイトウ、久留米鶏頭、Kurume celosia

福岡県久留米で改良された、花房が球状に盛り上がるトサカケイトウ系のケイトウで、切り花として流通量が多い。

久留米ケイトウとは、トサカケイトウから福岡県久留米市周辺で改良された系統で、花房が横に平たく広がらず、球状に厚く盛り上がるのが特徴のケイトウです。とさか状のひだが幾重にも重なってボール状になり、ビロードのような質感と発色の良さから、花壇よりも切り花・アレンジメント・仏花として流通量が多い系統です。夏から秋の切り花売り場で「ケイトウ」として並ぶ丸い花房の多くがこの久留米系です。

特徴

項目内容
花房球状〜半球状に盛り上がるとさか。直径10cm前後、切り花用では拳より大きくなる
草丈切り花用で60〜100cm。矮性の鉢物向け品種もある
花色赤・濃紅・オレンジ・黄・ピンク・グリーンなど。近年は淡いくすみ色の品種も増えている
開花期7〜11月。日長に反応して花芽を付ける短日性の傾向がある
用途切り花、アレンジメント、ドライフラワー、花壇の主役

育て方のポイント

  • 日当たりと排水:一日中よく日が当たり、水はけのよい場所を選びます。過湿は立枯れ・根腐れの原因です。
  • 種まき:4月下旬〜6月、発芽適温20〜25℃。移植を嫌うため直まきかポットまきにし、本葉4〜5枚で根を崩さずに定植します。
  • 仕立て方:大きな一輪を狙う切り花用は摘心せず主茎を1本に。花壇でボリュームを出すなら本葉6〜8枚で摘心して側枝を増やします。
  • 肥料:元肥は控えめにし、窒素過多を避けます。多肥だと花房が乱れ茎が折れやすくなります。
  • 早まきの注意:極端に早くまくと株が小さいうちに花芽が付いて花房が大きくなりません。適期にまくほうが結果的に立派な花になります。

切り花としての扱い

久留米ケイトウは切り花としての花もちが2週間前後と長く、水下がりしにくいのが利点です。花房の下の葉は蒸散が大きいので、生ける前に減らして茎を斜めに切り戻します。花房が最大に開いた時期に切って日陰で逆さに吊るせば、色を保ったままドライフラワーになります。花房の一部が黒ずんで軟化するのは過湿や灰色かび病のサインなので、風通しを確保して管理します。

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