スール・エマニュエル
別名・表記:品種資料
バラ「スール・エマニュエル」(Rosa 'Soeur Emmanuelle')とは、フランスのデルバール(Delbard)社が2004年に作出したシュラブ系の四季咲きフレンチローズで、日本では歌手・渡辺美里氏にちなむ…
バラ「スール・エマニュエル」(Rosa ‘Soeur Emmanuelle’)とは、フランスのデルバール(Delbard)社が2004年に作出したシュラブ系の四季咲きフレンチローズで、日本では歌手・渡辺美里氏にちなむ「シャンテ・ロゼ・ミサト」の名前で流通しています。原名は、地中海沿岸諸国で貧困層の教育に尽くした修道女スール・エマニュエルに捧げられたものです。波打つ花弁のカップ咲きと、ミルラにハーブが混じる強い香り、うどんこ病・黒星病への強さで知られ、初心者にも扱いやすい品種として人気があります。
品種の特徴
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 作出 | 2004年、フランス・デルバール社。交配親は実生 × サー・ウォルター・ローリー |
| 系統・樹形 | シュラブ(S)。直立性でつる性がやや強く、樹高1.5〜1.7m前後 |
| 花 | カップ咲き、花径8〜10cm。花弁がやや波打つ |
| 花色 | 咲き始めは濃いローズピンク、咲き進むと紫がかった淡いピンクへ変化 |
| 香り | 強香。ミルラ系にハーブ香が混じる |
| 開花性 | 四季咲き。春の一番花のあとも秋まで繰り返し咲く |
| 耐病性 | うどんこ病・黒星病ともに強い。樹勢が強く生育旺盛 |
| 受賞 | 岐阜国際ローズコンテスト ベストフレグランス賞 |
育て方・仕立て方
- 植え場所:日当たりと風通しのよい場所。樹勢が強いので鉢植えなら10号以上、地植えなら株間1m以上を確保します。
- 仕立て:自立するシュラブとしても、枝を横に誘引して小型のつるバラとしても使えます。オベリスクやフェンスに絡めると花数が増えます。
- 剪定:冬剪定は樹高の1/2〜1/3を目安に。伸びすぎた枝は誘引で生かし、細枝を整理します。花後は花がら摘みで次の花を促します。
- 肥料:芽出し前と花後に肥料を与え、夏の高温期は控えめにします。
よくある誤解
「シャンテ・ロゼ・ミサト」と「スール・エマニュエル」は同じ品種の和名と原名で、別品種ではありません。また、強健種でも無農薬で完全に病気が出ないわけではなく、梅雨時の風通し確保と落ち葉の片付けは必要です。花色が写真より薄く見えるのは咲き進みによる褪色で、株の状態が悪いわけではありません。
この用語が登場する記事
外部参照:Wikipedia