イングリッシュローズ vs フレンチローズの違い|香りと花形で選ぶ
イングリッシュローズとフレンチローズの違いを、香り・花形・樹形・開花性・苗の状態で比較。庭や鉢に合う選び方と購入候補を具体的に整理します。
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本サイトの記事は編集部が公開情報と実際の使用経験をもとに構成しています。
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「イングリッシュローズ フレンチローズ 違い」の結論は、イングリッシュローズがオールドローズ風の多弁花と幅広い香調を選びやすい品種群、フレンチローズがフランス育種ブランドの多様な品種を束ねる流通上の呼び名である点です。深いカップ〜ロゼット咲きを軸にするなら前者、鮮やかな花色や品種ごとの個性を掘り下げたいなら後者が探しやすいでしょう。
はじめに
イングリッシュローズとフレンチローズを国名だけで二分すると、苗選びを誤りやすくなります。前者は育種家デヴィッド・C・H・オースティンの品種群として輪郭が明確ですが、後者には異なる系統・樹形・咲き方の品種が入るためです。初めてブランドローズを選ぶ方は、先にバラの育て方完全ガイドで日照と植え場所を確認し、本記事で香り、花形、樹形、苗状態の順に候補を絞ると判断しやすくなります。
TL;DR — イングリッシュローズとフレンチローズはどっち?
イングリッシュローズとフレンチローズのどちらが向くかは、花に近づいたときの香りを優先するか、離れて見た花色の個性を優先するかで決まります。オールドローズ、ティー、ミルラ、フルーツなど香調から選びたい方にはイングリッシュローズが分かりやすく、絞りや鮮色を含む品種別の表情を比べたい方にはフレンチローズが向きます。
ただし、ブランドだけで香りや大きさを断定できません。鉢植えでは最終樹高と株張り、アーチでは枝の伸びと誘引可否まで確認してから品種を決めます。
比較表
イングリッシュローズを基準にフレンチローズとの違いを並べると、最大の差は「呼び名が示す範囲」です。表は傾向をつかむための入口であり、購入前には個別品種の情報へ戻ってください。
| 比較項目 | イングリッシュローズ | フレンチローズ |
|---|---|---|
| 呼び名の範囲 | デビッド・オースチンの育種品種群 | フランスの育種ブランド・品種を束ねる流通語 |
| 香り | 複数の香調から探しやすい | 強香〜微香まで品種差が大きい |
| 代表的な花形 | 多弁のカップ〜ロゼット咲きを探しやすい | カップ、高芯、丸弁など幅広い |
| 花色の個性 | 柔らかな色調を含む幅広い色 | 鮮色や絞りを含む品種を探しやすい |
| 樹形 | シュラブ中心、短いつる仕立ても可能 | 木立、シュラブ、つる性まで品種ごとに確認 |
| 開花性 | 繰り返し咲きの品種が多い | 四季咲き・返り咲きなど品種差あり |
| 向く選び方 | 香調とオールドローズ風の花姿から絞る | 花色と個別スペックから絞る |
| 購入 | おすすめ商品欄で苗形態を確認 | おすすめ商品欄で品種・鉢サイズを確認 |
選定基準
選定基準は、バラの見た目だけでなく、香り、花形、樹形、開花性、苗状態、予算の6点です。花のアップ写真が似ていても、細い枝先でうつむいて咲く花と、直立した枝に正面を向いて咲く花では、庭での印象が変わります。
- 香り:強さと香調を分けます。強香でも、ティー系とミルラ系では好みが分かれます。
- 花形:カップの深さ、中心の割れ方、開いた後の輪郭を見ます。
- 樹形:鉢、花壇、フェンス、アーチのどこに置くかを先に決めます。
- 開花性:一季咲き、返り咲き、繰り返し咲きの表記を確認します。
- 苗状態:裸苗、鉢苗、長尺苗では植え付け後の扱いが異なります。
- 日照:日光が当たる時間と西日の強さを植え場所で確認します。
- 予算:今回確認できた具体例では、5,247円の大苗と16,324円の長尺苗がありました。
病気への強さを重視する場合は、ブランドの印象より品種ごとの耐病性を優先します。候補を増やすなら、初心者向けの強健なバラ品種も同じ条件で見比べてください。
比較方法
比較方法は、育種元の説明、園芸団体の選び方、専門店の苗情報、楽天市場で確認できる商品情報を役割ごとに分けて照合する形です。Royal Horticultural Societyは、花形・色・香りによる選択について「選択は非常に個人的な好みの問題です」と述べています(原文英語)。そのため、香りや花色に一律の点数は付けません。
デビッド・オースチン・ロージズの品種群とデルバールの品種群は、育種の見せ方も商品情報の粒度も異なります。集めたデータでは、イングリッシュローズ側は香りと多弁花の共通性が強く、フレンチローズ側は個別品種の花色・樹形・受賞歴を確認する必要性が高いと読めます。
イングリッシュローズの香りと花形
イングリッシュローズは、オールドローズの芳香と特徴に、ハイブリッド・ティーやフロリバンダの繰り返し咲き性と色幅を組み合わせる方針で育種されました。最初のコンスタンス・スプレイは1961年に発表され、RHSの記事では、200を超えるイングリッシュローズが紹介されたと記されています。
香りは単に「強い・弱い」だけではありません。育種元の解説は「イングリッシュローズの香りを大きく5つに分けています」とし、オールドローズ、ティー、ミルラ、フルーツ、ムスクなどが混ざり合う例を挙げています。香調とは、香りの方向性を言葉で捉える方法です。香水のように一つの品種に複数の要素が重なるため、説明文では最初に書かれた香調だけでなく、後半の補助的な香りも読みます。
花形では八重咲きの中でも花弁の重なり方が重要です。ウィリアム・シェークスピア2000は約120枚のクオーター・ロゼット、ティージング・ジョージア (Rakuten / Amazon / Yahoo!)は約110枚の花弁が並ぶ大きなカップ形の例として紹介されています。10枚の差を優劣と捉えるより、中心が区切られて見えるか、横から見たカップが深いかで選ぶほうが実物の印象に近づきます。
公式情報と販売ページを照合すると、イングリッシュローズは柔らかく弓なりになる枝や、細い茎でやや下向きに咲く品種もあります。目線より高い位置や通路沿いなら、うつむく花を下から見上げられます。一方、遠くから正面の花を見たい場所では、花首の向きまで品種写真で確かめる必要があります。
フレンチローズの香りと花形
フレンチローズは、フランスで作出されたバラを日本の園芸流通でまとめる呼び名です。単一の公的系統ではないため、「フレンチだから高芯咲き」「フレンチだから強香」とは決められません。デルバールだけを見ても、木立、シュラブ、つる仕立てに向く品種があり、花形と香りは品種情報で確認します。
具体例のシャンテ・ロゼ・ミサトは、2004年にフランスでデルバールが作出した四季咲きまたは返り咲きのモダンローズです。品種資料には「花型はカップ咲きで、花径は8cm-10cm」とあります。花径は花を正面から見た直径の目安で、同じカップ咲きでも庭での存在感を比較する助けになります。
同品種は2008年にローマ国際コンクール金賞とフランス国立園芸協会のSNHF賞を受賞しています。一方、樹高は資料に1.5〜1.7mと記される箇所と、デルバールのカタログ値0.8〜1.0mが併記されています。これは誤差を一つの数字に丸めるより、剪定、仕立て、栽培環境で幅が出るものとして読むべき例です。
フレンチローズの魅力は幅広さです。しかし、その幅広さは「ブランド名だけでは決められない」という注意点でもあります。花色の写真、香調、最終樹高、株張り、返り咲き性を同じ品種ページで揃えてから比較します。
香りを比べる
バラの香りを比べるときは、強度、香調、鑑賞距離の3段階で考えます。玄関やベンチの横では香りを感じる距離が短いため香調を優先でき、奥の花壇では花色と樹形の比重が上がります。
イングリッシュローズでは、ガートルード・ジェキルがオールドローズ系、ストロベリー・ヒルがミルラ、ゴールデン・セレブレーションがフルーツと強いティーの例として紹介されています。名前の知名度ではなく、好きな香調から候補を逆引きできる点が強みです。
フレンチローズは、品種ごとの香りの説明を一件ずつ確認します。複数サイトの表現が「強香」で一致しても、果実、スパイス、ハーブのどれを感じるかは別問題です。通販で香りを確定させるのは難しいため、開花期のバラ園やナーセリーで実際に確かめる選択肢を残します。
花形を比べる
バラの花形は、花弁数よりもカップの深さ、中心の構造、開き切った後の輪郭で比べます。カップ咲きは器のような深さがあり、ロゼット咲きは多数の花弁が中心から放射状に重なります。クオーター・ロゼットは中心が複数に分かれて見える花形です。
イングリッシュローズは、このカップ〜ロゼットの連続から探しやすい品種群です。柔らかな輪郭を宿根草と合わせると、花壇全体に自然なつながりを作れます。花だけを一輪ずつ見せるより、枝先のまとまりや周囲の草花との距離を含めて選ぶと特徴が生きます。
フレンチローズは、高芯咲き、丸弁咲き、カップ咲きなどの幅があります。はっきりした輪郭や個性的な色を一株の主役にしたい場合には、ブランド横断ではなく品種別に写真を並べます。花形の幅が広いぶん、「フレンチローズらしい一つの形」を探さないことが失敗を減らします。
樹形・開花性・育て方の違い
樹形・開花性・育て方の違いは、国名より品種のシュートの伸び方と誘引・仕立てに表れます。イングリッシュローズはシュラブとして使える品種が多く、強く伸びるものはつるバラのようにフェンスやトレリス (Rakuten / Amazon / Yahoo!)へ誘引できます。デビッド・オースチンの説明では、シーズン中に2〜3回程度花をつける例が示されています。
ティージング・ジョージアは、日に4〜5時間の日照でも育つ例として紹介されています。ただし、これを全品種の最低条件にはできません。コンテナガーデンでは鉢が乾きやすく、地植えより根域も限られるため、同じ日照でも水やりの頻度と株幅を別に見ます。
病気では黒星病への強さを品種別に確認し、葉の表面に白い粉状の症状が出るうどんこ病も候補の耐病性情報に含めます。イングリッシュローズもフレンチローズも、ブランド名だけで無病を保証できません。地植えでは土壌排水と風通しも管理負担に関わります。
つる仕立てと木立仕立てで迷う場合は、つるバラと木立バラの違いを先に確認してください。同じ品種でも剪定の強さと枝を残す長さで見える樹高が変わるため、商品ページの単独数値より、自分の仕立て方に近い幅で判断します。
苗を買う前の注意点
苗を買う前の注意点は、花の写真より先に裸苗、鉢苗、長尺苗の別を確認することです。裸苗は土を落とした根の状態で流通し、鉢苗は根鉢を保ったまま植え替えやすく、長尺苗は伸びた枝を誘引に使いやすい形です。
THE ROSE SHOPは、輸入苗が税関を通る際に根から土を完全に落とすため、根の洗浄が初期生育の遅さや枝枯れに影響する場合があると説明しています。同店は生育旺盛なイングリッシュローズに7号の植木鉢を使い、6号鉢の倍以上の土量が入るとしています。専用の培養土と鉢号数を見る意味を具体的に示す情報ですが、全販売店共通の規格ではありません。
新苗と大苗の選択は、植え付け後すぐの花数だけで決めません。苗の成熟度と管理期間の違いは、バラの新苗と大苗の違いで確認できます。小さな鉢で管理する方には長尺苗が向かない場合があり、アーチへ早く枝を回したい方には通常の大苗より扱いやすい場合があります。
おすすめ商品
おすすめ商品は、楽天市場で在庫情報と商品コードを確認できた3件に限定しました。品種の優劣ランキングではなく、イングリッシュローズの長尺苗と、デルバールの大苗を購入形態の違いとして比べます。価格は確認時点の値なので、購入画面で更新後の金額と在庫を再確認してください。
デビッド・オースチン ゴールデン・セレブレーション長尺苗 (Rakuten / Amazon / Yahoo!)は、長く伸びた枝を生かして誘引したい方向けのイングリッシュローズ苗です。育種元の香り解説では、ゴールデン・セレブレーションはフルーツ香と強いティー香を併せ持つ例に挙げられています。
長尺苗であることが最大の特徴です。通常の鉢苗より購入時の枝を配置に使いやすく、フェンスやアーチで早く骨格を作りたい場合に候補になります。公式情報と販売ページを照合すると、香調と仕立て方の両方を先に決めて買うタイプです。
ただし、今回の3件では最も高価で、長い枝を固定する場所も必要です。気になる点は、コンパクトな鉢植えを想定していると、長尺という利点を生かしにくいことです。
ベランダの小鉢で株幅を抑えたい人や、誘引先をまだ決めていない人には向かない苗です。フルーツ+ティーの香りとアーチ仕立てを同時に求める人には、目的が明確な候補になります。

確認価格5,247円
デルバール アローム・ディヴァン大苗は、フレンチローズの大苗として楽天市場で確認できた商品です。商品名には鉢植え、大苗、デルバール、アローム・ディヴァンが明記されています。
ゴールデン・セレブレーション長尺苗より予算を抑えやすく、まずデルバールの一株 (Rakuten / Amazon / Yahoo!)を鉢から育てたい人が比較しやすい価格です。個別品種の香調や最終樹高は、販売ページの更新情報と育種元の品種情報を合わせて確認します。
一方で、注意点は今回取得できた販売情報だけでは、香りの具体的な構成や最終株幅を断定できないことです。「アローム」という名称だけで強さや好みを決めず、在庫ページに追加された最新の品種説明を確認してください。
実物の花色と香りを見ずに、名前の印象だけで選びたい人には不向きです。5,247円の大苗を起点に、デルバールの品種情報まで調べられる人に合います。
- メーカー
- 発表説明
- 品種
- バラ苗
- サイズ
- 6号鉢(大苗) ・写真は生育イメージです

確認価格5,247円
デルバール クロード・モネ大苗は、6号鉢のフレンチローズ苗として楽天市場で確認できた商品です。鉢サイズが商品名に含まれるため、到着後に置く場所と鉢増しの予定を考えやすい候補です。
価格はアローム・ディヴァン大苗と同じ確認値ですが、品種名と6号鉢という情報が選択軸になります。苗の外寸や枝数は在庫個体で変わり得るため、掲載写真を標準仕様と決めつけず、商品説明と発送時の状態を確認します。
ただし、弱点は「フレンチローズ」「デルバール」という括りだけでは、香りや最終樹高を読み切れない点です。花色の好みを優先する場合でも、日照、樹形、返り咲き性を後回しにすると、植え場所との不一致が起きます。
香りの系統を最優先し、通販ページだけで確実に決めたい人には合わない候補です。6号鉢から育てながら、品種の花色と株の変化を観察したい人に向きます。
- メーカー
- 発表説明
- サイズ
- 6号鉢(大苗) ・写真は生育イメージです
- カラー
- 黄・ピンク絞り ※季節、気温、環境によって色が異なる場合がございます
香りと花形で決める最終判断
香りと花形で決める最終判断は、ブランドの勝敗ではなく、庭でどの距離から花を見るかに戻すことです。イングリッシュローズを選ぶ場合も、フレンチローズを選ぶ場合も、香調、花形、樹形、苗形態の順で条件を満たす品種を残します。
flowchart TD
A[最優先したい魅力は?] -->|香りと多弁花| B[イングリッシュローズから探す]
A -->|花色と品種の個性| C[フレンチローズから探す]
B --> D{植える場所は?}
C --> D
D -->|鉢植え| E[最終樹高と株張りを確認]
D -->|フェンスやアーチ| F[枝の伸びと誘引可否を確認]
E --> G[苗形態と在庫を確認]
F --> G
香り・花形の好みから入り、最後に植え場所と苗形態で候補を絞る決定フローです。
- 深いカップ〜ロゼット咲きと香調の選びやすさを優先するなら、イングリッシュローズです。
- 鮮色や品種ごとの幅を一株ずつ比較したいなら、フレンチローズです。
- 鉢植えなら、0.8〜1.0mという情報だけでなく1.5〜1.7mまで伸びる資料もあることを踏まえ、余裕のある配置にします。
- アーチなら、長尺苗またはつる仕立て可能な品種を選びます。
- 香りが最優先で実物を確認できないなら、購入を急がず開花株を見られる場所へ行くのが確実です。
出典
- David Austin Roses Japan:イングリッシュ・ローズの特徴 — 香りの5分類、多弁花、開花性、樹形を確認
- THE ROSE SHOP:憧れのイングリッシュローズ — 輸入苗、7号鉢、初期生育の注意を確認
- Wikipedia:デヴィッド・C・H・オースティン — 2010-04-29 — 育種方針と1961年の初期品種を確認
- Wikipedia:シャンテ・ロゼ・ミサト — 2026-03-21 — 作出年、花径、樹高、受賞歴を確認
- RHS:Roses—Choosing the Best — 2026-03-12 — 花形・色・香りと植え場所の選び方を確認 —
[en] - RHS:David J. C. Austin — 2026-07-12 — イングリッシュローズの育種背景と品種数を確認 —
[en]
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