アメリカノリノキ
別名・表記:アナベル、アメリカアジサイ、Hydrangea arborescens、smooth hydrangea
北米原産で「アナベル」の名で知られ、その年に伸びた枝に花をつける新枝咲きのため冬から早春に剪定できるアジサイ属の落葉低木です。
アメリカノリノキとは、北米東部原産のアジサイ属の落葉低木(Hydrangea arborescens)で、その年の春に伸びた枝に花芽をつける新枝咲きのアジサイです。日本では代表品種の名から「アナベル」と呼ばれることが多く、白い手まり状の花房を6〜7月に咲かせます。原種は小さな額咲きですが、1960年ごろに米国イリノイ州のアンナ(Anna)で見つかった大輪の個体から「アナベル」が作出され、以後ピンク花の「ピンクアナベル(インビンシベル・スピリット)」や花房の大きい「インクレディボール」などが加わりました。耐寒性が強く、寒冷地の庭でも扱いやすいアジサイです。
種類・特徴
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 分類 | アジサイ科アジサイ属、落葉低木 |
| 樹高 | 1〜1.5m。細い枝が株立ち状に伸びる |
| 花 | 咲き始めは黄緑、満開で白、秋に再び緑がかる。花房径は20〜30cmになる品種も |
| 開花型 | 新枝咲き |
| 耐寒性 | 非常に強い |
| 花色 | 土壌pHの影響を受けない。ピンク系は品種固有の色 |
剪定と管理
- 剪定時期:花後から冬、芽が動く前の3月まで。冬にまとめて行うのが一般的です。
- 強剪定:地際から20〜30cmで切ると、太い新枝に大きな花房がつきますが枝数は減ります。
- 弱剪定:枯れ枝と混み枝を間引くだけにすると、枝が細くなる代わりに花数を確保できます。
- 倒れ対策:花房が大きい株は雨で枝が倒れやすいため、支柱や輪ざく、または枝数を残す弱剪定で枝を太らせます。
- 株の更新:地下茎で株が横に広がるので、数年ごとに古い枝を根元から抜きます。
よくある誤解
ノリウツギと同じ新枝咲きですが、花房は円錐形ではなく球形で、花期も1か月ほど早いので見分けられます。白花なので土を酸性にしても青くはなりません。また「一年目は咲かない」ということはなく、春に植えた苗でもその年の新枝に花がつきます。ドライフラワーにも向き、秋の緑がかった花房を切って乾燥させると長く楽しめます。