花の日記
用語

新枝咲き

別名・表記:当年枝咲き、新梢咲き、blooming on new wood、当年枝開花

春から新しく伸びた枝にその年のうちに花芽をつけて開花する性質で、休眠期に剪定しても翌年の花を失わない花木の開花型です。

新枝咲きとは、春から新しく伸びた枝(当年枝)にその年のうちに花芽をつけ、同じシーズンに開花する性質です。アジサイではアメリカノリノキ(アナベル)とノリウツギが代表で、ほかにもサルスベリ、ムクゲ、フヨウ、キンシバイ、バラの四季咲き品種、ブッドレア、ハギなど夏〜秋に咲く花木の多くがこの開花型です。前年枝に花芽を残す必要がないため、落葉期に強く切っても翌年の花が減らず、剪定の自由度が高いのが最大の利点です。

管理の要点

  • 剪定期間が長い:花後から冬、芽が動き出す前の早春まで、いつ切っても構いません。冬にまとめて作業するのが一般的です。
  • 強剪定:地際近くまで切ると枝数が減り、少数の太い枝に大きな花房がつきます。
  • 弱剪定:枯れ枝と混み枝だけを間引くと、枝数と花数を残せます。花房は小ぶりになります。
  • 芽が動いてからは切らない:4月以降に新芽を切ると、その年の花が遅れたり減ったりします。
  • 品種確認が必要:旧枝と新枝の両方に咲く「返り咲き」品種もあるため、ラベル表示を優先します。

旧枝咲きとの違い

項目新枝咲き旧枝咲き
花芽がつく枝当年に伸びた枝前年枝
花芽ができる時期春〜初夏、伸びながら前年の夏〜秋
剪定適期落葉期〜早春花後すぐ
冬の強剪定問題ない翌年の花が減る
アジサイの例アナベル、ノリウツギホンアジサイ、ヤマアジサイ

向いている人・よくある誤解

剪定の時期を逃しやすい人、冬に庭作業をまとめたい人、毎年樹高を低く整えたい人に扱いやすい開花型です。ただし「強く切るほど花が増える」わけではなく、切る強さに応じて花数と花房の大きさが反比例します。また新枝咲きでも、日照不足や窒素過多で枝ばかり伸びると花芽がつきにくくなる点は他の花木と同じです。花後に花房を早めに切る花がら摘みは、株の消耗を防ぐ意味で新枝咲きでも有効です。

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