花の日記
用語

化成肥料

別名・表記:無機質肥料、chemical fertilizer

窒素・リン酸・カリなど複数の肥料成分を配合した無機質肥料です。

化成肥料とは、窒素・リン酸・カリの三要素のうち2種類以上を化学的に配合し、粒状などに成形した無機質肥料です。袋に「8-8-8」のように成分の含有率が%で表示されるため、施す量を計算しやすいのが最大の利点です。有機物を含まないので臭いや虫の発生が少なく、鉢植えやベランダ栽培でも扱いやすい一方、微生物のエサにはならず土そのものを豊かにする効果はほとんどありません。

種類・特徴

区分目安主な用途
普通化成三要素合計30%未満花壇・菜園の元肥追肥
高度化成三要素合計30%以上少量で効く。過剰施肥に注意
緩効性(被覆)化成樹脂などでコーティング鉢植えの置き肥、元肥入り培養土
速効性化成水に溶けやすい粒・粉生育途中の追肥

同じ「化成肥料」でも効き方はまったく違うため、名称ではなく「元肥用/追肥用」「肥効○か月」の表示で選びます。

使い方・手順

  • 元肥として使う場合は植え付けの1週間ほど前に土へ均一に混ぜ、根に直接触れないようにします。
  • 追肥は株元から少し離した位置にばらまき、軽く土と混ぜてから水を与えます。
  • 鉢では鉢の号数ごとに表示された量を計量スプーンで測り、「ひとつまみ」のような感覚量は避けます。
  • 効き始めが早い製品は一度に多く与えず、回数を分ける方が肥料焼けを防げます。

よくある誤解

「化成肥料は土を悪くする」と言われますが、問題になるのは過剰施用や、堆肥・腐葉土など有機物を全く入れない栽培です。有機質肥料と併用し、土壌改良は別の資材で行えば、家庭園芸で最も計画的に使える肥料です。また、肥料成分の割合が同じでも硫酸系・塩化系など原料が違うと土のpHや塩類の残り方に差が出るため、連作する花壇では時々土を入れ替えるか、雨で流す期間を設けます。

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