花の日記
用語

元肥

別名・表記:もとごえ、基肥、きひ、base fertilizer、basal dressing

種まきや植え付け、植え替えの前にあらかじめ土へ混ぜておく肥料のことで、根が張り始める初期生育の養分を長期間ゆっくり供給します。

元肥(もとごえ)とは、種まき、苗の植え付け、鉢の植え替えに先立って、あらかじめ土に混ぜ込んでおく肥料のことです。「基肥(きひ)」とも書きます。植え付け直後から根が新しい土へ伸びていく初期段階の養分をまかない、生育途中で補う追肥と役割を分担します。効き目が長く続く緩効性肥料や、分解に時間のかかる有機質肥料が使われることが多く、市販の培養土には最初から元肥が配合されている製品も多くあります。

元肥に向く肥料

種類特徴使い方の目安
緩効性の化成肥料肥効2〜6か月、臭いが少ない鉢・花壇とも。土全体に混ぜる
有機質肥料(油かす・骨粉など)ゆっくり効き土も良くする植え付け2〜3週間前に混ぜて分解させる
元肥入り培養土計量不要追加の元肥は不要。追肥は1〜2か月後から
速効性の化成肥料元肥には不向き根に触れて肥料焼けしやすい

使い方・手順

  • 花壇では植え付けの1〜2週間前に苦土石灰で酸度を整え、その後に堆肥と元肥を土全体へ混ぜ込みます。
  • 鉢では用土全体に均一に混ぜる「全層施肥」が基本です。根鉢の真下に固めて置くと根が傷みます。
  • 量は製品表示に従い、鉢の号数や花壇の面積から施肥量を計算します。
  • 球根や種まきでは、元肥を控えめにして根が張ってから追肥で補うほうが安全です。
  • 元肥入り培養土を使ったら、その肥効期間内は別の肥料を重ねません。

よくある誤解

「元肥をたくさん入れれば長く追肥しなくてよい」は誤りです。一度に多く入れると根が傷むうえ、水やりや雨で溶脱して結局は失われます。また、元肥は日照不足や排水不良を補うものではないため、土の物理性は土壌改良材で別に整えます。休眠期に植え替える落葉樹や球根では、元肥を入れすぎない方が春の根の動きが安定します。

この用語が登場する記事

外部参照:WikipediaWikidata

← 用語集一覧へ