花の日記
用語

有機質肥料

別名・表記:有機肥料、organic fertilizer

油かすや骨粉など動植物由来の原料を使う肥料です。

有機質肥料とは、油かす、魚かす、骨粉、米ぬか、鶏ふん、牛ふんなど動植物に由来する原料からつくられる肥料です。成分の多くは土の中の微生物に分解されてから根に吸われるため、効き始めは緩やかで、肥効が長く続きます。同時に微生物のエサとなり、土の団粒化や保肥性の改善にも寄与する点が、化成肥料との大きな違いです。

主な原料と特徴

原料主な成分特徴
油かす(菜種・大豆)窒素が主体ゆっくり効く。未発酵品はガスや虫に注意
骨粉リン酸が主体花・実つき向き。効き始めがとても遅い
魚かす窒素・リン酸効きは比較的早い。臭いが強め
鶏ふん(発酵)三要素をバランスよく有機質の中では速効性。量を守る
米ぬか窒素・リン酸発酵しやすく、ぼかし肥の材料になる
草木灰カリ・石灰アルカリ性。酸性土の調整にも

複数を混ぜて発酵させた「ぼかし肥」や、成分を調整して粒状に固めた市販の有機配合肥料は、臭いが少なく鉢でも使いやすい形です。

使い方・手順

  • 元肥にするときは植え付けの2〜3週間前に土へ混ぜ、分解が始まってから植えます。
  • 追肥は株元から離してまき、土をかぶせると臭いと虫が減ります。
  • 未熟な生の油かすや鶏ふんを球根や根に直接触れさせると腐敗やガス障害の原因になります。
  • 冬は微生物の活動が鈍く効きにくいので、寒い時期の追肥には向きません。

よくある誤解

「有機だから多く入れても安全」ではありません。分解が進むと成分は無機化され、与えすぎれば化成肥料と同じく肥料焼けや徒長を起こします。また、腐葉土や堆肥は主に土壌改良材であり、肥料としての成分はわずかです。有機質肥料で養分を、堆肥類で土の構造を、と役割を分けて考えると失敗が減ります。

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外部参照:WikipediaWikidataWikipedia

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