花の日記
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手まり咲きアジサイ

別名・表記:てまり咲き、ホルテンシア咲き、mophead hydrangea、hortensia

装飾花が球状に集まって丸く大きな花房に見えるアジサイの咲き方で、開花型や樹高とは別に品種ごとの花姿を表す分類です。

手まり咲きアジサイとは、萼片が発達した装飾花が花房全体を覆い、球形または半球形の大きな一輪に見えるアジサイの咲き方です。日本原産のガクアジサイから装飾花ばかりが集まる変異が選抜され、江戸期以降に「ホンアジサイ」として広まりました。ヨーロッパへ渡ってから改良された品種群は「西洋アジサイ(ハイドランジア)」と呼ばれ、現在の鉢花や母の日ギフトの多くはこの手まり咲きです。あくまで花房の形を示す言葉で、旧枝咲きか新枝咲きか、どのくらい大きくなるかは品種ごとに異なります。

見分けるポイント

  • 花房の輪郭:全体が丸い手まり状にまとまり、平らな額縁状にはなりません。
  • 両性花の位置:中央の小さな両性花は装飾花の下に隠れ、外からほとんど見えません。
  • 花房の重さ:雨水を含むと重くなり、枝が垂れたり折れたりしやすくなります。
  • 咲く系統ホンアジサイ・西洋アジサイに多いほか、ヤマアジサイやアメリカノリノキ、ノリウツギにも手まり型の品種があります。

主な系統と例

系統代表例開花型
ホンアジサイ・西洋アジサイ「てまりてまり」「エンドレスサマー」など旧枝咲き(返り咲き品種あり)
ヤマアジサイ「土佐の暁」などの手まり型品種旧枝咲き
アメリカノリノキ「アナベル」新枝咲き
ノリウツギ「ミナヅキ」新枝咲き

栽培上の注意

装飾花は花弁ではなく萼なので長く色を保ち、花後もすぐには散りません。そのまま放置すると株が消耗するうえ、旧枝咲きでは翌年の花芽形成が遅れるため、花色が褪せたら花房の下2節ほどで切ります。鉢花として買った西洋アジサイは温室で促成されたものが多く、庭に植えて1年目は花が少なくなることがあります。花色は土壌pHアルミニウムの吸収量に左右されますが、白花や赤系の固定品種は変化しにくい点も覚えておくと失敗が減ります。

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