花の日記
用語

旧枝咲き

別名・表記:前年枝咲き、古枝咲き、blooming on old wood、旧枝開花

前年までに伸びた枝に夏〜秋のうちに花芽を形成し、翌シーズンその枝で開花する性質で、剪定時期を誤ると翌年の花を失います。

旧枝咲きとは、前年までに伸びて成熟した枝に花芽をつくり、翌シーズンにその枝で開花する性質です。アジサイではホンアジサイ・ガクアジサイ・ヤマアジサイ・カシワバアジサイがこれにあたり、ほかにもレンギョウ、ライラック、ボケ、ウメ、ハナミズキ、モクレンなど春〜初夏に咲く花木の多くが旧枝咲きです。花後の剪定が遅れると、翌年用の花芽ごと切り落としてしまい「葉ばかりで咲かない」原因になります。

花芽ができる時期

アジサイの場合、花が終わった7〜8月ごろから枝先の芽が花芽へ分化を始め、9〜10月に花芽が完成し、そのまま冬を越して翌年5〜6月に開花します。つまり夏以降に切った枝には翌年の花がつきません。剪定できるのは花後すぐの短い期間だけという点が、旧枝咲きの管理の要です。

管理の要点

  • 剪定は花後早め:花色が褪せたら花房の下2〜3節で切ります。アジサイでは7月中が目安です。
  • 咲かなかった枝は残す:今年花がつかなかった枝には、翌年咲く花芽ができている可能性があります。
  • 秋以降は枯れ枝だけ:秋〜冬の剪定は枯れ枝や明らかな不要枝に限定します。
  • 強剪定は数年がかりで:全体を低くしたい場合は翌年の花を諦めるか、毎年1/3ずつ古枝を抜いて更新します。
  • 遅霜に注意:枝先の花芽が春の遅霜で傷むと、剪定が正しくても咲かないことがあります。

新枝咲きとの違い

項目旧枝咲き新枝咲き
花芽がつく枝前年枝当年に伸びた枝
剪定適期花後すぐ落葉期〜早春まで幅広い
アジサイの例ホンアジサイ、ヤマアジサイ、カシワバアジサイアナベル、ノリウツギ
冬の強剪定翌年の花が減る問題ない

近年は「エンドレスサマー」「霧島の恵」など、旧枝と新枝の両方に花芽をつける「返り咲き(両枝咲き)」品種も増えています。剪定時期に迷ったら、花の形ではなく品種ラベルや販売元の情報で開花型を確認します。

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