花の日記
用語

誘引・仕立て

別名・表記:誘引、仕立て、つるの誘引、plant training

植物の枝やつるを支持物へ配置し、伸びる方向と樹形を計画的に整える栽培作業です。

定義

誘引・仕立てとは、植物の枝やつるを支柱、棚、線材などへ配置し、伸びる方向と完成時の樹形を整える栽培作業です。剪定が「不要な枝を切る」作業であるのに対し、誘引は「残す枝をどこへ伸ばすか」を決めます。

基本手順

  • 骨格を選ぶ:主幹と主枝になる健全な枝を残します。
  • 配置を決める:枝同士が重ならず、葉へ光と風が届く位置へ広げます。
  • ゆるく固定する:太くなる余裕を残し、柔らかいひもで支持物へ留めます。
  • 定期点検する:結束材の食い込みと支持物の緩みを確認します。
  • 不要枝を整理する:目的の樹形から外れる枝を剪定します。

フジでの活用

フジでは、柱を上る主幹と、棚上または壁面を横へ伸びる主枝を先に決めます。花をつける短い枝は骨格枝から発生させ、夏と冬の剪定で長さを調整します。落葉期は枝の重なりと花芽を見分けやすいため、配置を修正する時期に向きます。

よくある失敗

きつい結束は太った枝へ食い込み、直接巻き付けたつるは支持物の交換を難しくします。また、細い支持物へ木質化するつるを任せると、成長後にたわみや倒壊の原因になります。植物の成長だけでなく、支持物を点検・交換できる配置にすることが重要です。

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