土壌通気性
別名・表記:通気性、soil aeration
土の隙間を空気が通り、根に酸素が届く性質で、排水性・保水性とともに用土の良し悪しを決める要素です。
土壌通気性とは、土の粒と粒の隙間を空気が通り、植物の根に酸素が届く性質です。根も呼吸しており、酸素が不足すると水や養分の吸収が止まり、やがて根腐れにつながります。土は固体(土の粒や有機物)、液体(水)、気体(空気)の三つで構成され、栽培に向く土は固相およそ4割、液相と気相がそれぞれ3割前後とされます。水やりのたびに空気が水と入れ替わり、排水とともに新しい空気が入るのが健全な状態です。
通気性を決める要素
- 団粒構造:小さな粒が集まって大小の隙間をもつ団粒は、大きな隙間で空気と排水、小さな隙間で保水を担います。
- 粒の大きさ:赤玉土や鹿沼土の中粒・大粒、軽石、パーライトは隙間を保ちやすく、微塵(細かい粉)が多いと目詰まりします。
- 有機物:腐葉土や完熟堆肥は団粒化を助け、土壌微生物の働きも活発にします。
- 締め固まり:踏圧、長雨、古い用土の崩れ、水やりの衝撃で粒が壊れると隙間が失われます。
通気性が悪いときのサイン
- 水やり後、いつまでも表面が湿っている、または水が抜けるまで時間がかかる
- 土の表面に藻やコケが生え、緑色になる
- 植え替え時に白い新しい根が少なく、根鉢が固く締まっている
- 下葉の黄変やしおれが続くのに、土は湿っている
改善方法
鉢植えでは、用土をふるって微塵を除き、赤玉土や軽石など粒状の材料を主体に配合し、鉢底穴と鉢底石で水と空気の出口を確保します。1〜2年ごとの植え替えで崩れた用土を更新します。地植えでは、植え付け前に深く耕し、腐葉土や堆肥をすき込み、通路と植栽部分を分けて踏み固めを避けます。ただし通気性だけを高めると乾きすぎるため、保水性とのバランスで配合を決めます。
この用語が登場する記事
- うどんこ病の原因と対策|白い粉がつく病気の治し方
- つる植物でグリーンカーテンの作り方|夏の日よけ効果
- アザレアの育て方|冬に室内で咲かせる鉢花の管理方法
- アジサイ(紫陽花)の育て方完全ガイド|色の変え方から剪定まで
- エキナセアの育て方|丈夫で長く咲く宿根草
- ガーデニングのやり方 基礎知識完全ガイド|初心者が知るべき全て
- ガーデニングの服装と手袋|快適で安全な作業スタイル
- ガーデニング道具 初心者セット|最初に揃える基本ツール一覧
- キンモクセイの育て方|秋に香る庭木の管理と花を増やすコツ
- コガネムシの幼虫対策|根を食べる害虫の駆除
- コンポストの作り方|家庭で簡単に堆肥を作る方法
- ジニア(百日草)の育て方|真夏も咲き続ける丈夫な一年草
- ジューンベリーの育て方|花も実も楽しめるシンボルツリーの管理
- スイートアリッサムの育て方|こんもり咲かせる白い小花
- スズランの育て方|半日陰で咲かせる春の香りの花
- スマートセンサーと土壌水分計|水やりを数値で管理する
- セルトレイ・育苗トレー入門|種類と選び方・育苗の流れ
- センニチコウ(千日紅)の育て方|ドライフラワーにもなる秋の花
- ダイヤモンドリリー(ネリネ)の育て方|輝く秋の球根花
- ダリアの育て方と植え付け時期|豪華な花を咲かせる夏の球根
- チューリップの球根の植え方|深さ・間隔・時期のポイント
- チューリップの肥料と土づくり|元気に育てるための基本
- チューリップの育て方完全ガイド|球根から美しい花を咲かせる方法
- テラコッタ鉢 vs プラスチック鉢 どっちを選ぶ?|特徴を徹底比較