花の日記
用語

挿し木

別名・表記:挿木、挿し芽、さし木、propagation by cuttings、cutting

植物の枝や茎を切り取って用土に挿し、切り口から発根させて親株と同じ性質の株を増やす栄養繁殖法で、アジサイやバラなどで広く使われます。

挿し木とは、親株から切り取った枝や茎を用土へ挿し、切り口から発根させて新しい株をつくる栄養繁殖法です。種子で増やす実生と違い、親株と同じ花色や咲き方をそのまま受け継ぐため、園芸品種を増やすときの基本の方法です。草花では「挿し芽」とも呼び、アジサイ、バラ、ゼラニウム、ペチュニア、ローズマリーなど多くの植物で使われます。

種類

種類使う枝適期
緑枝挿し(軟枝挿しその年に伸びた柔らかい枝5〜7月アジサイ、バラ、多くの草花
休眠枝挿し(硬枝挿し)落葉中の充実した前年枝2〜3月ブドウ、イチジク、アジサイも可
葉挿し葉1枚生育期ベゴニア、多肉植物
根挿し根の一部休眠期宿根草の一部

手順(アジサイの緑枝挿しの例)

  • 枝を選ぶ:花のついていない当年枝から、節を2つ含む10cm程度を切ります。
  • 葉を減らす:下の節の葉を取り、上の葉は半分に切って蒸散を抑えます。
  • 切り口を整える:よく切れる刃物で斜めに切り直し、30分〜1時間水につけて吸水させます。
  • 用土に挿す:赤玉土小粒や挿し木用土など、肥料分のない清潔な用土に、下の節が埋まる深さで挿します。
  • 明るい日陰で管理:直射日光を避け、乾かさないよう用土の湿り気を保ちます。3〜4週間で発根し、新芽が動き始めたら鉢上げします。

失敗しやすい点

肥料入りの培養土を使う、葉を多く残しすぎる、直射日光に置く、逆に過湿で挿し口を腐らせる、といったことが主な失敗原因です。発根促進剤(ルートン等)は必須ではありませんが、発根しにくい木本には有効です。発根後すぐ強い日光や肥料を与えず、鉢上げ後に段階的に環境へ慣らします。なお、種苗法で登録された品種(PVP表示のある苗など)は、自家用でも増殖が制限される場合があるためラベルを確認します。

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外部参照:WikipediaWikidata

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