花の日記
用語

花房

別名・表記:はなぶさ、かぼう、花序、flower cluster、inflorescence

多数の小花がひとまとまりに集まって咲く構造で、アジサイの手まり咲きや額咲き、藤やブドウの垂れ下がる房などが代表例です。

花房とは、多数の小さな花が一つのまとまりとして房状に集まって咲く構造のことです。植物学ではその並び方を「花序」と呼び、園芸ではひとかたまりに見える花の集まりを花房と呼んで、大きさや形、色づき方を比べる単位にします。アジサイの手まり形、フジやブドウの垂れ下がる房、ライラックやブッドレアの円錐形など、花房の形は品種の見分けや庭での見え方を左右します。

主な花房の形

特徴代表例
手まり(球)状装飾花が球形に集まる手まり咲きアジサイ、ボタンクサギ
額(がく)咲き中心の両性花を装飾花が縁取るガクアジサイ、ヤマアジサイ
円錐形先端が細くとがるノリウツギ、カシワバアジサイ、ライラック
総状(垂れ下がる)軸に沿って花が並び垂れるフジ、ルピナス(直立)、キングサリ
散形・散房平らに広がるペンタス、ランタナ、セイヨウニンジンボク

庭での見方・扱い方

  • 花房が大きい品種は雨を含むと重くなり枝が垂れるため、通路際では支柱や枝の太さも確認します。
  • 遠景では大きな花房が映え、小さな庭や鉢では小ぶりな花房のほうが周囲となじみます。
  • アジサイでは花房の色づきが終わり、色があせて裏返る頃が剪定の目安になります。
  • 切り花にする場合は、花房の中心の小花が開き始めた頃に切ると持ちがよくなります。
  • 花がら摘みは花房ごと切り戻すのが基本で、小花を一つずつ取る必要はありません。

よくある誤解

「花房が大きい=よく育っている」とは限りません。窒素過多で花房だけ大きくなり枝が支えきれない例や、品種特性で小さくてもきれいに咲く例があります。また花房のなかの小花はそれぞれが独立した花で、装飾花(がくが発達したもの)と両性花(実際に種をつける花)が混じっている植物も多く、アジサイの手まり咲きは装飾花だけが目立つ形です。

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外部参照:WikipediaWikidata

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