花の日記
用語

剪定

別名・表記:切り戻し、枝剪定、整枝、pruning

枝を選んで切り、樹形・風通し・株の更新・花や実のつく位置を調整する木本植物の管理作業で、開花型に合わせた時期の選択が要点です。

剪定とは、樹木や低木の枝を選んで切り、樹高、枝数、風通し、花や実のつく位置を調整する栽培管理です。単に小さくする作業ではなく、その植物がどの枝に花芽をつけるかを確認したうえで、残す枝と切る枝を決めます。花木では旧枝咲き新枝咲きかによって適期が正反対になるため、時期の判断が最も重要です。

主な目的

  • 樹形の調整:観賞しやすい高さと幅に保ち、通路や隣家へのはみ出しを防ぎます。
  • 開花・結実の維持:花芽を残しつつ古い花や枝を整理し、株の力を新しい枝へ回します。
  • 風通しと採光:混み合う細枝や枯れ枝を抜き、うどんこ病やカイガラムシなど病害虫のリスクを下げます。
  • 株の更新:古い枝を段階的に根元から抜き、若い枝へ置き換えて樹勢を保ちます。

切り方の種類

種類内容主な用途
間引き剪定(透かし)枝を付け根から抜く風通し改善、自然樹形を保つ
切り戻し剪定枝の途中で芽の上を切る樹高を下げる、枝数を増やす
強剪定太い枝ごと大きく切る更新、樹高のリセット
花がら摘み終わった花だけ切る消耗防止、返り咲き促進

切り戻すときは、伸ばしたい方向を向いた芽の5mmほど上を、芽と反対側へやや斜めに切ります。太い枝を落とすときは付け根の膨らみ(ブランチカラー)を残して切ると傷がふさがりやすくなります。

時期の目安

  • 旧枝咲きの花木(アジサイ、ウメ、レンギョウ、ツツジなど):花後すぐ。夏以降の剪定は翌年の花芽を切ります。
  • 新枝咲きの花木(アナベル、ノリウツギ、サルスベリ、ムクゲなど):落葉期〜早春。
  • 常緑樹:芽出し前の3〜4月か、新芽が固まった6〜7月。真冬の強剪定は避けます。
  • 落葉樹全般の強剪定:休眠期の12〜2月。

失敗を減らす手順

まず植物名と品種名を確認し、開花型を調べます。次に枯れ枝、交差枝、内向きの枝、花が終わった枝の順で対象を決め、芽の位置を見て切ります。切り口がつぶれない清潔な剪定ばさみを使い、必要以上の強剪定を一度に行わず、大きく整えたい場合は2〜3年に分けるのが基本です。太い切り口には癒合剤を塗ると腐朽菌の侵入を減らせます。

この用語が登場する記事

外部参照:WikipediaWikidata

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