花の日記
用語

花芽

別名・表記:flower bud

成長して花になる芽で、球根の大きさや低温などの条件に影響されます。

花芽とは、成長すると花(または花のついた枝)になる芽で、葉だけを出す葉芽と区別して呼ばれます。花芽ができることを「花芽分化」といい、植物ごとに分化の時期と、それに必要な日長・温度・株の充実度が決まっています。花が咲かない原因の多くは、この花芽が「作られなかった」か「剪定で切り落とされた」かのどちらかで、肥料不足が原因である例はそれほど多くありません。

花芽ができる時期の例

植物花芽分化の目安注意点
アジサイ秋(9〜10月頃)冬〜春の強剪定で花芽を失う
ツツジ・サツキ花後すぐ〜夏剪定は花後1か月以内に
ウメ・サクラ夏以降の枝切りは花芽を減らす
チューリップ球根内で夏に形成小さい球根には花芽がない
パンジー・ビオラ低温と日長で連続的に花がら摘みで次の花芽が続く

見分け方

  • 花芽は葉芽より丸くふくらみ、大きいものが多い(ウメ、モクレン、アジサイなど)。
  • 枝先や充実した短枝につきやすく、徒長した長い枝には少ない。
  • 球根では外から見えないため、球根の大きさや重さで判断する。

花芽を守る管理

  • 剪定は「花芽分化の前」に済ませる。花後すぐが基本の花木が多い。
  • 秋の窒素過多は枝葉ばかり茂らせて花芽を減らすので、追肥はリン酸寄りに切り替える。
  • 花芽ができてから開花までは乾燥・寒風で落ちることがあるため、鉢は置き場所を安定させる。
  • チューリップやヒヤシンスの球根は、花後に葉を残して光合成させると翌年の花芽が入る大きさまで太る。

よくある誤解

「花芽がつかない=肥料が足りない」と考えて施肥を増やすと、逆に葉ばかり茂ることがあります。まず剪定時期、日照、株の年齢(若い苗木は花芽をつけにくい)を確認し、それでも改善しない場合に施肥内容を見直します。

この用語が登場する記事

外部参照:WikipediaWikidataWikipedia

← 用語集一覧へ