庭木の剪定
別名・表記:樹木剪定、枝おろし、tree pruning
庭木の枝を切って樹形を整え、風通しと日当たりを確保し、花や実つきをよくする管理作業です。
庭木の剪定とは、樹木の枝を切って樹形を整え、混み合った枝を減らして風通しと日当たりをよくし、花や実のつきを保つ管理作業です。草花の剪定と考え方は同じですが、庭木では「いつ切るか」を落葉樹・常緑樹・花木ごとに分けることと、切り口の位置を正しくとることが特に重要になります。
剪定の時期
| 樹木の種類 | 基本の時期 | 理由 |
|---|---|---|
| 落葉樹(モミジ、ハナミズキなど) | 落葉後の12〜2月 | 休眠中で枝ぶりが見え、樹液の流出が少ない |
| 常緑樹(シマトネリコ、オリーブなど) | 3〜4月、または9〜10月 | 厳寒期と真夏の強剪定を避ける |
| 春に咲く花木(ウメ、サクラ、ツツジ) | 花後すぐ | 夏に翌年の花芽ができるため、それ以降に切ると花が減る |
| 夏〜秋に咲く花木(サルスベリ、ムクゲ) | 冬 | 春に伸びた枝に咲くので冬に切っても花は減らない |
切り方の基本
- 枝の付け根のふくらみ(ブランチカラー)を残して切り、幹に平行に深く切り込みません。
- 太い枝は下から切れ目を入れてから上を切り、皮がめくれるのを防ぎます。
- 混み枝、内向き枝、ひこばえ、徒長枝、枯れ枝を優先して間引きます(間引き剪定)。
- 切り戻す場合は外芽の少し上で切ります。
- 直径3cm以上の切り口には癒合剤を塗り、雨や病原菌の侵入を減らします。
よくある誤解
- 「毎年強く切れば小さく保てる」は逆で、強剪定は徒長枝を増やします。毎年少しずつ間引くほうが樹形が落ち着きます。
- 花木を秋にまとめて刈ると翌春の花がなくなります。花芽分化の時期を確認してから切ります。
- 高所や電線付近の作業は無理をせず、造園業者に依頼するのが安全です。