花の日記
用語

土壌水分

別名・表記:土の水分、用土水分、含水量、soil moisture

土や培養土の粒子のすき間に保持される水分で、根の吸水と養分の移動、緩効性肥料の放出、微生物の活動を左右します。

土壌水分とは、土や培養土の粒子と粒子のすき間に保持される水です。植物の根はこの水を吸い、水に溶けた養分(土壌溶液)を同時に取り込みます。土壌水分は多すぎても少なすぎても根に障害を与え、緩効性肥料の溶け出しや土壌微生物の活動、地温の変化にも関わるため、水やりの判断は施肥管理と切り離せません。

主な構成要素

土の中の水は、根が使えるかどうかで大きく3つに分けて考えます。

区分状態植物との関係
重力水大きなすき間にあり、重力で下へ抜ける水抜けないと過湿・酸欠。排水性が悪いと残る
毛管水(有効水)小さなすき間に保持され、根が吸える水植物が主に使う水。この量が「保水性」
吸湿水(無効水)粒子表面に強く結合した水根はほとんど吸えない。ここまで乾くとしおれる

水やり直後は重力水が抜けるまで土は飽和状態です。抜けた後の「圃場容水量」の状態が根にとって最も良く、そこから乾いていき、しおれ点に近づく前に次の水を与えるのが理想です。

管理の要点

  • 表面だけで判断しない:表土は乾いていても中は湿っていることが多いため、鉢を持ち上げた重さや、指や割り箸を差した湿り気で確かめます。
  • 乾湿のリズムを作る:常に湿った状態は根の酸素を奪い根腐れを招きます。「乾いたらたっぷり」が基本です。
  • 肥料と水分を一緒に見る:乾ききった鉢に濃い液肥を与えると根を傷めます。先に水を与えて湿らせます。
  • 季節で変わる:同じ鉢でも日照、風、気温、根の量によって乾く速さは日ごとに違います。回数を決め打ちにしません。
  • 用土で調整する:保水性が足りなければピートモスやココピート排水性が足りなければパーライトや軽石を混ぜて改善します。

よくある誤解

「毎日少しずつ」の水やりは表層しか湿らせず、根が浅くなり乾燥に弱くなります。また、緩効性肥料の効き目は水分が少なすぎると遅れ、多すぎると流亡します。肥効期間の表示は標準的な水分と温度での目安で、極端な乾湿では前後します。

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外部参照:WikipediaWikidata

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