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レンガで花壇の作り方|DIYで作るおしゃれな花壇

花壇の作り方をレンガの必要数、置くだけ式とモルタル式の選び方、下地・水平・排水・土入れの手順まで具体的に解説します。

執筆:花の日記 編集部 公開 更新
庭で水平を確認しながらレンガ花壇をDIYする様子

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花壇 作り方 レンガの要点は、最初に工法を決め、砕石で下地を締め、一段目を水平に置いてから土を入れることです。低い一〜二段で将来動かすなら、レンガ花壇(レイズドベッド)は置くだけでも作れます。高さ20cmを超える壁や傾斜地では、モルタルと基礎を検討します。普通レンガ210×100×60mmなら、外周を目地込みの22cmで割ると必要数を見積もれます。

レンガ花壇は置くだけ式とモルタル式を選ぶ

レンガ花壇は、地面より高く土を入れる花壇であり、低い可変式と、土圧を受け止める固定式では作り方が違います。一〜二段の小型レイズドベッドは置くだけにすると移設や積み直しが容易です。高さ20cmを超える場合、傾斜がある場合、人が触れやすい動線沿いでは固定式を選ぶ方が安全です。

置くだけ式の強みは「初心者向けだから簡単」という一点ではありません。植物の成長に合わせて形を変えられ、撤去時にコンクリート片を出しにくく、レンガ間の隙間を水の逃げ道にできます。一方、下地へ直接置くだけでは沈みやすいため、固定しない場合も整地と転圧は省けません。

モルタル式は輪郭と目地をそろえやすく、高さを出す構造に向きます。ただし、基礎、モルタル練り、養生、撤去まで作業が増えます。レンガを並べる前に、ガーデニング基礎知識完全ガイドで庭全体の日照と動線も確認しておくと、花壇だけが孤立しません。

flowchart TD
    A["予定するレンガ花壇"] --> B{"高さ20cmを超える?"}
    B -- "いいえ" --> C{"後で移設したい?"}
    C -- "はい" --> D["置くだけ式<br>砕石を転圧して水平を出す"]
    C -- "いいえ" --> E["低い固定式<br>目地と端部を安定させる"]
    B -- "はい" --> F{"傾斜・硬い床・接触リスクがある?"}
    F -- "いいえ" --> G["モルタル式<br>基礎と排水を設計する"]
    F -- "はい" --> H["施工業者へ構造を相談する"]

高さ・移設予定・設置条件から、置くだけ式と固定式を選ぶ流れです。

ただし、初心者だから一律に置くだけ式を選ぶのは勧めません。土を高く盛るほど外周には土圧がかかります。高さを優先するなら、DIYの手軽さより基礎と排水を優先してください。

レンガ花壇の寸法と必要数を決める

レイズドベッドの寸法は、植える植物の根域と、外から中央へ手が届く範囲で決めます。Royal Horticultural Society(RHS)は「幅1.5m未満なら中央へ届きやすい」(原文英語)と案内しています。片側からしか手を入れられない壁際では、さらに狭くして、土を踏まずに手入れできる幅を優先します。

土の深さは、小型の球根、葉物、イチゴなら30cm、果樹や低木では45cm以上がRHSの目安です。これは壁の高さだけではなく、植物が使える土層の深さです。レンガを低く積む場合は既存の庭土も根域に含め、固く締まった地面は軽くほぐします。

普通レンガの一例は210×100×60mm、重さは1個約2.5kgです。にわしごとの施工例では「標準的な普通レンガは210×100×60mmで、1個あたり約2.5kgあります。」と説明されています。目地幅1cmを入れる固定式では、長辺の実効長を22cmとして計算します。

必要数の基本式は「外周÷22cm×段数」です。長さ120cm、奥行30cmなら外周は300cmなので、300÷22で一段約14個になります。割れや選別に備える予備は、現物の状態を見て購入時に足します。

モデル外周一段の目安二段の目安三段の目安
120×30cm300cm約14個約28個約42個
120×50cm340cm約16個約32個約48個
90×120cm420cm約20個約40個約60個

目地1cm、実効長22cmで切り上げる概算です。角の納まりと並べ方で調整してください。

幅120cm×奥行50cm・高さ三段を約1時間、約5,500円で作った事例もありますが、費用と時間はレンガ、基礎、モルタル、運搬条件で変わります。また、別の材料解説では「5段積みで2mあたり45個のレンガが必要」とされています。高く長くするほど重量が急増するため、まず小型の外周を実寸で仮置きする方が確実です。

場所・材料・道具を準備する

土壌排水は、雨や水やり後の余分な水が土から抜ける性質です。設置場所は晴天時だけで決めず、雨後に水が残る位置、雨樋の出口、家の基礎へ水が寄る勾配を確認します。硬い舗装面の上へ作る場合は、枠を閉じる前に排水の出口を設計します。

材料はレンガ、路盤用の砕石、調整用の砂、花壇へ入れる土です。固定式では、これにモルタルと基礎用資材が加わります。国内事例では小型花壇の基礎溝を約10cm掘り、砕石を約5cm敷いて転圧する手順が示されています。高さ20cmを超える組積造の壁について、RHSは深さ15cm・幅30cmほどのコンクリート基礎と、その下の砕石層15cmを案内しています。家庭の小型花壇と同じ基礎寸法ではないため、高さに合わせて構造を変えます。

園芸道具は、スコップ、ジョレン、タンパーまたは角材、水平器 (Rakuten / Amazon / Yahoo!)、水糸、ゴムハンマー、メジャー、バケツ、こてを用意します。レンガは角が欠け、表面も粗いため、園芸用手袋 (Rakuten / Amazon / Yahoo!)を着けます。植え付け時に使う移植ごてまで先にそろえると、施工後に固まり始めた土の上を何度も歩かずに済みます。道具選びは初心者向けガーデニング道具も参照してください。

LOVEGREENの庭DIY解説は「レンガ敷きのDIYで大切なのは下地作りです。」と明記しています。レンガの色を比較する前に、水平器と転圧手段を確保するのが順番です。複数の国内資料を照合しても、失敗点は装飾より下地と一段目へ集中しています。

手順

レンガ花壇の手順は、輪郭を出す、掘る、砕石を締める、一段目をそろえる、必要なら積む、養生する、の順です。どのステップでも、前工程のずれを次の材料で隠さないことがレイズドベッドをまっすぐ保つ要点です。

ステップ1: 輪郭と高さを水糸で出す

輪郭と高さは、メジャーと水糸で実寸を地面へ移します。四角形では対角線を測り、角がずれていないか確認します。失敗はやオーナメントを先に置いて外周を決めることです。修正は、中央へ手が届く幅と通路を先に確保し、レンガを一段だけ仮置きすることです。

仮置きでは、角に半端な隙間が集中しないよう、長辺と短辺の並びを調整します。カットが必要な納まりより、寸法を数cm変えて既製レンガ (Rakuten / Amazon / Yahoo!)が収まる外周の方が初心者には作りやすいでしょう。

ステップ2: 基礎溝を掘って底をならす

基礎溝は、予定線に沿って約10cm掘り、底の柔らかい土と根を取り除いて平らにします。固定式の事例では、水糸基準から約17cm掘る手順もあります。失敗は場所ごとに深さが違うまま砕石を入れることです。修正は、水糸から溝底までを複数点で測り、高い場所を削ってそろえることです。

掘った土を花壇へそのまま戻す場合も、石、地下茎、建築片が多ければ分けます。土の再利用と改良方法は初心者の土づくり基本につながります。

ステップ3: 砕石を敷いて転圧する

砕石は約5cm敷き、タンパー (Rakuten / Amazon / Yahoo!)や角材で繰り返し転圧します。表面を押したときに足跡が深く残らず、水平器が大きく傾かない状態が目安です。失敗は砂だけで高さを作り、雨で砂が流れてレンガが沈むことです。修正は、砕石を締めた後に薄い砂で最終調整することです。

レンガ積み1m当たり砕石約60kgという材料目安もありますが、これは構造と基礎断面で変わります。袋数は現場の溝幅と厚さから体積で計算し、不足時に土でかさ増ししないでください。

ステップ4: 一段目を水平に並べる

一段目は、角からレンガを置き、ゴムハンマーで軽く調整しながら、水糸の通りと水平器を確認します。失敗は列の最後で高さを合わせようとすることです。修正は、一個置くごとに前後・左右の水平を見て、高ければ砂を減らし、低ければ少量足すことです。

置くだけ式でも、レンガの一部を地面へなじませると安定します。ただし、排水の出口になる隙間まで土で完全にふさがないようにします。見た目の完成度は色むらより、一段目の直線と角のそろい方で決まります。

ステップ5: 二段目以降を半ピッチずらして積む

二段目以降は、下段の縦目地と上段の縦目地が一直線にならないよう、半ピッチずらして積みます。固定式では目地幅1cmを保ち、はみ出したモルタルを硬化前に整えます。失敗は乾き始めたモルタルへ水を足して練り直すことです。修正は、一度に使い切れる量だけ作り、作業時間を短く区切ることです。

高さ20cmを超えるレイズドベッドでは、レンガを積む技術だけでなく、基礎と土圧の判断が必要です。傾斜地、道路沿い、子どもが触れる場所でぐらつきがあるなら、そのまま土を入れず施工者へ相談します。

ステップ6: 養生してから土を入れる

養生は、固定式のレンガと目地を動かさず、雨や急乾燥から守る工程です。国内事例では2〜3日後に土を入れる手順が示されています。失敗は完成直後に湿った土を押し込み、固まりきらない壁へ荷重をかけることです。修正は、製品表示と天候に従って養生し、目地が動かないことを確認してから少量ずつ入れることです。

置くだけ式はモルタル養生を待ちませんが、土を一方向から投げ入れると壁が動きます。四辺へ均等に土を足し、外側の通りを途中で確認します。

土を入れて植え付ける

培養土は、植物の根を支え、水分と空気を保持する用土です。レイズドベッドには庭土だけを詰め込まず、既存土の状態に合わせて堆肥 (Rakuten / Amazon / Yahoo!)などの有機物を使います。RHSは、多くのレイズドベッド向けに表土・有機物・砂を組み合わせた用土を案内しています。配合は植える植物と元の土に合わせます。

土壌通気性は、根へ酸素が届くための土の空隙です。土を強く踏み固めると、排水口があっても根域の空気が不足します。用土は縁から約5cm下まで入れ、軽く締めて数週間沈ませ、必要なら補充する方法がRHSで示されています。すぐ植える場合も、沈下後に根元が深く埋まらない高さへ調整します。

土壌水分は、排水のよいレイズドベッドほど変化が速くなります。RHSは、地面と同じ高さの土よりレイズドベッドが乾きやすいと注意しています。完成後は水やりを固定回数で決めず、表土から指一本ほど下の湿りを確認します。暑く風のある日は乾燥が進みやすいため、水やりの基本も合わせて判断してください。

排水改善と乾燥対策は別工程ではありません。水が抜ける構造を作ったら、夏の保水も同時に計画します。この両面を見ないと、「水はけを良くしたのに植物がしおれる」という逆の失敗が起きます。

レンガ花壇で起きやすい失敗と直し方

レンガ花壇の失敗は、沈下、傾き、排水詰まり、乾燥、早すぎる土入れに分けると直しやすくなります。LOVEGREENが下地を重視する通り、雨後に一部だけ沈む場合は上段を微調整し続けるより、沈んだ区間を外して砕石の転圧からやり直します。

  • レンガが波打つ:一段目の砂だけを足してごまかさず、柔らかい下地を掘り戻して砕石を締めます。
  • 角が開く:外周寸法と対角線を測り直し、角から並べ直します。
  • 土が流れ出る:排水口をモルタルで閉じず、内側へ細かな金網を当て、その前へ砂利を寄せます。RHSは硬い床面上の石・レンガ花壇で、最初の二段に45cm間隔の排水隙間を設ける方法を案内しています。
  • 表土だけがすぐ乾くマルチを薄く敷き、蒸発を抑えます。詳しい資材の違いはマルチングの効果と種類で確認できます。
  • 固定式が動く:2〜3日の養生目安だけで一律に判断せず、モルタル製品の表示、気温、降雨を確認し、荷重を止めます。

「置くだけは崩れる」「モルタルなら失敗しない」という二択も正確ではありません。置くだけ式でも下地が締まっていれば低い枠として管理でき、モルタル式でも基礎が沈めば壁全体が傾きます。国内事例とRHSの構造案内を並べると、材料より高さと下地が工法を決めることが分かります。

レンガ花壇の施工方法を決める基準

レイズドベッドの最終判断は、高さ、移設予定、設置面、安全リスクの順で行います。庭の土壌改良だけが目的なら、低い一段の縁取りでも根域を区切れます。かがむ負担を減らす高さや低木向けの45cm以上の土層が必要なら、外周を単なる飾りではなく壁として設計します。

  • 一〜二段で、将来動かしたい:砕石5cmを転圧した置くだけ式を選びます。
  • 低いが、輪郭を長期間固定したい:低い固定式とし、目地と端部を安定させます。
  • 高さ20cmを超える:モルタル、コンクリート基礎、砕石層、排水を一体で検討します。
  • 傾斜地・硬い床・人が触れる場所:排水口と転倒リスクを含め、施工業者へ相談します。
  • 完成後に乾きやすい:水やりとマルチを追加し、排水性を落とすために土を踏み固めないようにします。

迷ったら、レンガの色や段数を増やす前に、120×30cm程度を一段だけ仮置きしてください。外周300cmなら約14個で形を確認できます。手が中央へ届き、雨水が逃げ、レンガが沈まないことを確かめてから段数を増やすのが、費用も積み直しも抑える決め方です。

出典

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花の日記 編集部

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